2019年度工学院大学 第1部機械システム工学科

電気工学II(Electrical Engineering II)[1H04]

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2単位
濱根 洋人 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
電気工学IIでは、電気工学Iの基礎理論にひき続き、電子回路、電気計測について学ぶとともに、電気工学の関連技術ではあるが機械システム必須のメカトロニクスの要素技術の概要と電気工学の応用としての電気機器等について、その基礎を身につける。

<受講にあたっての前提条件>
「電気工学I」を履修、習得する必要がある。

<具体的な到達目標>
1)なぜ電子回路が必要か、どのような回路があるか、その動作原理を理解し使用できるようになる。
2)計測器の動作原理及びその使用方法を理解し、的確に使用できるようになる。
3)電気エネルギーと機械エネルギーとの変換について理解を深める。
(JABEE学習・教育目標)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:D(◎) 
「機械システム基礎工学プログラム」:D
(JABEEキーワード)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:エレクトロニクス 
「機械システム基礎工学プログラム」:電磁気学、アナログ・ディジタル回路、センサ、アクチュエータ

<授業計画及び準備学習>
第1週.ガイダンス。電子部品の基礎知識の復習。
準備学習:電気工学Iを復習しておくこと。

第2週.電子工学と電子回路の全般について説明をし、さらに機能回路(整流回路)について学ぶ。
準備学習:教科書6.1〜6.2節を読んで理解、受講後は演習問題(P.148〜)を解いて理解を深める。

第3週.増幅回路の基本機能と各種の増幅器について学ぶ。
準備学習:教科書6.3節を読んで理解、受講後は演習問題(P.148〜)を解いて理解を深める。

第4週.電子回路の発振回路、変調回路及び復調回路について学ぶ。
準備学習:教科書6.4,6.5節を読んで理解、受講後は演習問題(P.148〜)を解いて理解を深める。

第5週.ディジタル演算回路の基礎について学ぶ。
準備学習:教科書6.6節(2)を読んで理解し、配布した電子教材資料を読んで理解しておくこと。

第6週.電子計算機(ハードウェア)の基本構成について学ぶ。
準備学習:教科書6.6節(3)を読んで理解し、配布した電子教材資料を読んで理解しておくこと。

第7週.電気諸量のうち基本的な電圧・電流・電力の測定及びインピーダンスの測定法について学ぶ。
準備学習:教科書7.1,7.2節を読んで理解、受講後は演習問題(P.172〜)を解いて理解を深める。

第8週.高周波の電圧・電流・電力の測定、ディジタル計測器、波形の観測と記録について理解を深め必要に応じて使用できるようにする。
準備学習:教科書7.3〜7.5節を読んで理解、受講後は演習問題(P.172〜)を解いて理解を深める。

第9週.電気応用計測。測定対象現象により、基本的なセンサの種類とその利用について理解を深める。
準備学習:教科書7.6節を読んで理解、受講後は演習問題(P.172〜) を解いて理解し、配布した電子教材
資料を読んで理解しておくこと。

第10週.発電、送電と配電、発電機について学ぶ。
準備学習:教科書8.1〜8.3節を読んで理解。受講後は演習問題(P.195)を解いて理解を深める。、

第11週.電動機と変圧器の基礎について学ぶ。
準備学習:教科書8.4〜8.5節を読んで理解。受講後は演習問題(P.195)を解いて理解を深める。

第12週.電熱と電池の基礎について学ぶ。
準備学習:教科書9.3〜8.4節を読んで理解。受講後は演習問題(P.226)を解いて理解を深める。

第13週.アクチュエータの種類とその動作原理について理解を深める。
準備学習:教科書9.5節(3)を読んで理解。配布した電子教材資料を読んで理解しておくこと。

第14週.学習内容の振り返り。
準備学習:これまでに学習した内容を全て復習しておくこと。
【実務経験のある教員による授業科目】制御回路を製品化した経験をもとに,基本理論を講義する.

<成績評価方法>
基礎力ならびに応用力がついたかどうかを、原則として定期試験によって成績を評価し、A+〜Fの6段階評価でD以上の者に単位を認める。なお、出席せずに試験のみ受けた学生は採点しない。

<教科書>
「電気・電子工学概論」 押本 愛之助・岡崎 彰夫 共著(森北出版)

<参考書>
別途指定する

<オフィスアワー>
月曜日 15:30〜16:20(新宿校舎1715室)


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