2019年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース
○工業数学A(Engineering Mathematics A)[3B04]
2単位 菱田 博俊 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 1)工学部で微分方程式を取り扱う必要性を理解する。
2)自然現象から微分方程式を提案できる様にする。 3)基本的な微分方程式を、解析的に解ける様にする。 4)基本的な微分方程式を、Excelを使って数値的に解ける様にする。
- <受講にあたっての前提条件>
- ・なぜ2年生の時に「不可判定」となったのかを自問自答してから受講する事。
・上記の1)から4)について、どの程度達成しているかを自問自答してから受講する事。 ・使っていた教科書をそのまま使うので、捨てない事。
- <具体的な到達目標>
- 1)工学部で微分方程式を取り扱う必要性を、具体例を挙げて文章で説明できる様にする。
2-1)空気抵抗のある自然現象を、微分方程式で表現できる様にする。 2-2)工学部で使う可能性のある支配方程式を知る。 3)基本的な微分方程式を、解析的に解ける様にする。 4)基本的な微分方程式を、Excelを使って数値的に解ける様にする。
- <授業計画及び準備学習>
- ・第1日目のガイダンスでは、授業の進め方や単位修得方法等の重要な説明をするので、必ず出席されたい。万一欠席した場合には、必ず友人等に内容を確認しておく事。
・各授業に、その授業と関連のある論述演習用紙(予習・復習を兼ねている)を配布するので、所定の時刻までに提出する事。
@ 4/10:ガイダンス・序論・学習計画の作成 A 4/17:空気抵抗を例にした現象表記 B 4/24:支配方程式の概説 C 5/ 8:直接積分型微分方程式の解法 D 5/15:変数文理型微分方程式の解法 E 5/22:f(ax+by+c)型微分方程式の解法 F 6/ 5:学習成果の確認(1) G 6/12:同次型微分方程式の解法 H 6/19:1階線形微分方程式の解法 I 6/26:これまでの整理と公式の一覧 J 7/ 3:微分方程式作成 K 7/10:Excelによる微分方程式の解法 L 7/17:学習成果の確認(2) M 8/ 7:学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- 2回の学習成果の確認により原則評価するが、毎回実施する論述演習やレポートを含めた総合評価とする事もある。詳細な評価方法については初日に説明する。到達目標をクリアした者、即ち評価が60点以上の者に単位を認め、到達状況に応じて「A+」、「A」、「B」、「C」及び「D」を与える。
- <教科書>
- それぞれが2年次で用いた教科書をそのまま持参する事。但し、機械工学科と機械システム工学科では教科書が異なるので、授業では教科書の代わりとなる配布物を用意する事もある。
- <参考書>
- 石村園子:"改訂版 すぐわかる微分方程式", 東京図書.
牧野潔夫・長谷川研二:"例からはじめる微分方程式", 牧野書店. 杉浦 洋:"数値計算の基礎と応用[新訂版]", サイエンス社. 藤田育嗣・間田 潤:"計算力をつける微分方程式", 内田老鶴圃. 田中聡久:"書き込み式 工学系の微分方程式入門", コロナ社.
- <オフィスアワー>
- 水曜日2時限目、1714室。
- <学生へのメッセージ>
- 諦めないで下さい。実は最近は、微分方程式を数値的に解くので、基本をしっかり抑える事を心掛けて下さい。背伸びは禁物であり、不要です。
ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2019 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|