2019年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース

材料試験法(Testing Method of Materials)[2H01]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
福田 勝己 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
私たちが普段の生活で使っているもの(製品)は,すべて何かしらの材料でできている.この材料が,どのくらい強いのか,または弱いのか,どのような性質(例えば,熱に強いとか弱いとか,振動に強いとか弱いとか)があるのかを知ることは,もの(製品)を設計し,製作する上で非常に大切である.もの(製品)は,できる限り少ない材料(省エネ,低コスト)で十分な性能を発揮し,しかも安全に使用されなければならない.この材料のいろいろなデータ(特に機械的性質)を得る方法が材料試験法である.材料試験法は,評価技術の基礎学問であり,精確な測定技術と評価法を習得することが重要である.本講義では,実際の測定データを示しながら,より深く各種材料試験法について理解する.

<受講にあたっての前提条件>
工業力学及び演習,材料力学及び演習,機械設計学,機械力学などを習得しておくことが望ましい.

<具体的な到達目標>
(1)各工業材料の試験方法が習得できる
(2)各工業材料の機械的性質が習得できる
(3)各工業材料の寿命予測が習得できる
(JABEE学習・教育目標)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」(D)◎

<授業計画及び準備学習>
1 ガイダンス,意義と特徴
2 引張試験法
3 圧縮試験法
4 ねじり試験法
5 衝撃試験法
6 硬さ試験法
7 曲げ試験法
8 せん断試験法・摩耗試験法
9 クリープ試験法
10 疲れ試験法
11 非破壊試験法,その他の試験法
12 高分子・有機材料(ゴム・木材等)の試験法
13 無機材料の試験法,データーの保存,丸め方等
14 学習内容の振り返り, 総復習

<成績評価方法>
成績評価は定期試験(80),レポート(20)によって評価し,60点以上の者に単位を認める.

<教科書>
材料評価のおはなし:福田勝己著(日本規格協会)

<参考書>
材料試験法:須藤 一著(内田老鶴圃)
材料試験法:中川元,森中清和 他著(養賢堂)

<オフィスアワー>
火曜日 12:30〜13:05 講師控室
e-mail:meme.ryo.aki@gmail.com

<学生へのメッセージ>
必ず出席すること.


ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2019 Kogakuin University. All Rights Reserved.