△材料力学及演習ＩＩ（Exercise of Strength of Materials II）[5G03]

＜学位授与の方針＞

	1. 基礎知識の習得
◎	2. 専門分野知識の習得
	3. 汎用的問題解決技能
	4. 道徳的態度と社会性

＜授業のねらい＞

軸のねじり，不静定問題，ひずみエネルギー，3次元応力状態，破壊形式に関する基礎知識を獲得し，応用できる能力を習得する．

＜受講にあたっての前提条件＞

材料力学を学ぶ意思があること．
「材料力学及演習I」を習得しておくこと．

＜具体的な到達目標＞

1. 軸のねじり問題を解くことができる．
2. 不静定問題を解くことができる．
3. ひずみエネルギーが何かを理解し求めることができる．
4. 3次元応力状態を理解し表示することができる．
5. 材料の破壊形式について説明できる．

＜授業計画及び準備学習＞

1. 軸のねじり
　ねじり問題の基礎式を理解する．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

2. 伝動軸に加わる動力とせん断応力
　伝動軸の設計について理解する．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

3. 不静定はりのたわみ
　不静定はりのたわみを計算できる．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

4. ひずみエネルギー(1)
　ひずみエネルギーとは何か理解する．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

　ベッチの相反定理とは何か理解する．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

5. ひずみエネルギー(2)
　各種内力からひずみエネルギーを導くことができる．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

6. カスチリアーノの定理
　カスチリアーノの定理を用いて不静定問題を解くことができる．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

7. 学習成果の確認
　[準備学習] 1〜6で学んだ内容を復習する．

8. 組合せ応力(1)
　3次元の応力成分と表示方法を理解する．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

9. 組合せ応力(2)
　一般化されたフックの法則を理解する．
　平面応力状態と平面ひずみ状態を理解する．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

10. 組合せ応力(3)
　モールの応力円を理解する．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

11. 組合せ応力(4)
　モールのひずみ円を理解する．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

12. 組合せ応力(5)
　組合せ応力の評価方法を理解する．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

13. 材料の破壊
　応力集中，破壊形式，について理解する．
　[準備学習] 教科書，参考書の該当箇所を熟読し，例題を解く．

14. 学習内容の振返り
　[準備学習] 9〜13で学んだ内容を復習する．

＜成績評価方法＞

成績評価は，中間試験と期末試験の試験点の合計を70％，毎時間行う演習の演習点を30％とする．Grade D 以上を合格とする．

＜教科書＞

特に指定はしません．何冊か目を通して自分にあったものを見つけてください．
見つからなければ，材料力学 (JSMEテキストシリーズ)．

必要に応じて資料を配布（電子配布）する．

＜参考書＞

特に指定はしません．何冊か目を通して自分にあったものを見つけてください．

＜オフィスアワー＞

金曜日17:30〜18:30　八王子キャンパス 8-203