2018年度工学院大学 学芸員課程科目
博物館経営論(Museum Studies: Administration and Education)[8021]
2単位 濱村 伸治 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 社会的存在としての博物館,それを支える制度,組織の存続・発展のための、博物館におけるマネージメントの重要性について考える。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特にないが、博物館や美術館を、「展示」以外の部分(提供されるサービス、配布されるリーフレット、掲示、施設そのものなど)も意識して見学する体験をしておくことが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- 博物館の経営、特に非営利組織としての経営について概略を知る。
個々の博物館の経営理念や経営資源について考察できるような基盤を獲得する。 具体の博物館が抱える課題について考察できるような基盤を獲得する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.イントロダクション
博物館の経営とは何か 博物館活動の概要 <準備学習: 博物館や美術館、動物園等をできるだけ事前に見学しておくこと。ジャンルは問いません。 その際、展示室や展示品だけでなく、それ以外の設備にも着目しててみること。>
2.博物館の社会的位置 非営利組織としての博物館 博物館を支える組織 博物館経営とリスク <準備学習:ワークシート等による前回授業の振り返り>
3.博物館経営のための資源 博物館と行政施策 <準備学習:ワークシート等による前回授業の振り返り>
4.使命と計画、評価 マーケティング <準備学習:ワークシート等による前回授業の振り返り>
5.地域の情報発信拠点としての博物館について考える <準備学習:ワークシート等による前回授業の振り返り>
6.博物館をとりまく様々な連携 博物館が抱える課題・学芸員に求められていること <準備学習:これまでの授業にかかる総復習>
なお、内容は適宜変更することがあります。
- <成績評価方法>
- 準備学習として出すワークシートの評価と,講義終了後のレポートの評価を踏まえて,総合評点が60点以上を合格点とする。
レポートの評価に当たっては,論理的に展開されているか,現実に即したものとなっているか,独自の考え方が表れているかを重視する。
- <教科書>
- 指定教科書なし。参考となる資料については授業中に適宜紹介する。
- <参考書>
- 指定教科書なし。参考となる資料については授業中に適宜紹介する。
- <オフィスアワー>
- 講義の前後および休み時間、講師控室
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