職業指導（Career Guidance）[9805]

＜授業のねらい＞

青年の職業的自立と高等学校における職業指導について、職業教育や職業訓練の具体例や我が国の社会的・歴史的背景について理解し、職業指導を指導する教員としての資質を身につける。

＜受講にあたっての前提条件＞

教職課程履修登録者であること。

＜具体的な到達目標＞

１．高校生の進路の実態とその背景を理解すること。
２．職場で働く青年の実態を理解すること。
３．職業指導について理解すること。

＜授業計画及び準備学習＞

１．ガイダンス：授業のねらい、授業の進め方、レポート、成績評価について
２．現代における職業指導の役割と課題
３．めざすべき職業指導の視点
４．高校生の進路実態
５．高校生の進路とその背景
６．高校生の進学ルート
７．北海道や定時制高校の進路状況と進路問題
８．職場で働く青年の実際
９．中小企業で働き成長する青年たち
１０．生産の世界の情報化と労働
１１．高等学校における就職指導システム
１２．進路保証をめぐる諸問題
１３．職業指導と職業教育
１４．職業学科における職業指導
１５．普通高校や総合学科における職業指導
１６．高校職業指導実践をめぐる諸問題
１７．グローバリゼーションと職業指導
１８．職業指導にかかわる国際基準
１９．ハンディのある青年の進路の保証
２０．若者の変身を支える職業訓練
２１．障がい者雇用の制度と現状
２２．「発達障害」がある青年の職業指導
２３．まとめ（１）職業指導に関わる諸問題について
２４．学校の役割・教師の役割
２５．学校から仕事への移行とその課題の核心
２６．教師に求められること
２７．まとめ（２）職業指導を担う教師の役割
２８．課題発表（１）
２９．課題発表（２）
３０．学習成果の確認

＜成績評価方法＞

授業の最後に課す小テストの点数（60点）と中間レポート(10点)、最終レポート・発表（30点）の点数を総合して評価し、A+,A,B,C,D,Fの6段階評価でD以上の者に単位を与える。

＜教科書＞

斉藤武雄・佐々木英一・田中喜美・依田有弘　編著『ノンキャリア教育としての職業指導』（学文社、2009年）

＜参考書＞

１．斉藤武雄・田中喜美・依田有弘　編著『工業高校の挑戦―高校教育再生への道』（学文社、2005初版、改訂版あり）
２．新しい生き方基準をつくる会『フツーを生き抜く進路術』青木書店2005年初版１刷発行

＜オフィスアワー＞

授業の前後、教室または非常勤講師室（12階）で受け付けます