2018年度工学院大学 教職課程科目

栽  培(Plant Cultivation)[9702]

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2単位
垣内  仁 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/12/14

<授業のねらい>
講義で栽培植物の種類や環境要因、栽培管理について基本的なことを学び、さらに実習で体験することにより、栽培に関する基礎的な知識と栽培管理技術を身に付ける。

<受講にあたっての前提条件>
中学理科レベルの生物に関する知識は最低限必要。
高校生物の植物や生態系に関する部分を理解していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
講義からの知識と実習での体験により、栽培する作物の育成計画を理論的に組み立て、実際に作物の栽培ができるようになることを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
授業計画
1.生態系の中の植物とその栽培
2.作物の分類
3.作物の体の構造
4.作物の生理・生態@ 光合成と呼吸
5.作物の生理・生態A 栄養成長と生殖成長
6.作物と栽培環境@ 光,温度,空気
7.作物と栽培環境A 土壌環境と肥料
8.病害虫とその防除
9.雑草とその防除
10.栽培管理@ 施肥,耕起,播種,移植,
11.栽培管理A 水管理,収穫,ポストハーベスト
12.栽培計画,栽培管理の基礎実習(発芽試験)
13.栽培管理実習(施肥,耕起,定植)
14.栽培管理実習(収穫,実際の栽培現場)

上記実習の実施場所
1.栽培管理の基礎   (東京農業大学 厚木キャンパス)
2.栽培管理の基礎   (神奈川県厚木市内 圃場)
3.実際の栽培現場   (神奈川県厚木市内 圃場)
4.幼植物の育成    (工学院大学 新宿校舎)

<準備学習>
 この講義の基礎知識として、中学校理科における「植物」の単元の内容は最低限必要です。また、高校「生物」の特に植物や生態系に関する部分を理解しておくと講義内容が分かりやすくなります。
 予習、復習は講義中に配布する資料および各自のノートを中心におこなってください。併せて下記参考書の特に1を参照すると理解が深まります。

<成績評価方法>
実習態度およびレポートなどを総合して100点満点で評価し、60点以上を合格とします。なお、1/3以上欠席したり、レポートを未提出の場合は評価の対象とはしません。

<教科書>
特に定めない。講義の際に資料を配布する。

<参考書>
1.作物の生育と環境 西尾・古在・奥・中筋・沖 共編 農文協(2000)
2.栽培学 森田・大門・阿部 編著 朝倉書店(2006)
3.環境と農業 西尾・守山・松本  共編 農文協(2003)
4.学校園の栽培便利帳 日本農業教育学会編 農文協(2002)

<オフィスアワー>
特に定めません(普段は工学院大学内にいません)。講義および実習日に遠慮なく相談してください。
集中講義期間以外はメールで応じます(j3kakiuc@nodai.ac.jp)。

<学生へのメッセージ>
植物も我々同様に生きものです。愛情を持って接することが大切です。

<備 考>
実習についての詳細は初回の講義でお知らせします。
学外実習の日程は天候、圃場条件、受講者の都合等を考慮して講義期間中に決定します。
農作業をできる服、汚れてもよい靴や帽子(真夏に屋外で実習します)、軍手は各自準備しておいて下さい。


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