2018年度工学院大学 教職課程科目
△技術教育の理論と方法B(k)[9037]
4単位 直江 貞夫 非常勤講師 丸山 剛史 非常勤講師
- <授業のねらい>
- ・技術科教育の原理と構造を理解すること。
・中学校の教科「技術・家庭」の技術分野について、教科の歴史および現在の教科の教科設定の趣旨を理解し、教育計画を立案できる能力を形成する。
- <受講にあたっての前提条件>
- ・「技術・家庭」科の歴史を理解していること
・2017年公示中学校学習指導要領の「技術・家庭科」についての記述を把握していること ・中学校検定教科書「技術・家庭」(技術分野)の内容を把握していること
- <具体的な到達目標>
- ・授業設計の要点および相互の関連を理解していること。
・授業の各単元のねらいを技術科教育全体のなかで関連づけられること。 ・各単元の学習の意義を生徒の発達の観点から理解できること。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.普通教育としての技術教育とはなにか(実習をともなう教科としての特徴と職業教育との相違を調べる)
2.技術科教育の教育目的(学校教育における技術科教育の固有の役割は何か) 3.技術科教育の教育目標(技術科教育にもとめられる教育内容とは何か) 4.技術科教育の教材論(技術科教育における教材づくりの源泉とは何か) 5.技術科の授業設計(教育目的と教育目標を明確にした授業づくりの典型を調べる) 6.技術科教育における評価(評価に含まれる知識的側面と技能的側面の評価方法を調べる) 7.技術科教育における技能教授(学習指導要領における技能教授の取り扱いを調べる) 8.木材加工学習の授業展開例の検討(教科書および参考書の該当章を事前に学習する) 9.技能指導の実例研究(検定教科書における技能指導に関する記述を調べる) 10.生物育成の授業の実際(教科書および参考書の該当章を事前に学習する) 11.生物育成の授業における栽培実習例(検定教科書における作物栽培でとりあげられている作物の特性を知る) 12.生物育成の学習と生徒の発達(生物育成と持続可能な社会との関係についての学習指導要領上の見解を知る)
- <成績評価方法>
- ・毎時の授業感想文の記述内容を評価する(60点)
・最終授業における小論文の記述内容を評価する(40点)
- <教科書>
- ・河野・大谷・田中編著『技術科の授業を創る』学文社
- <参考書>
- ・坂口謙一編著『技術科教育』一藝社
・技術教育研究会編『ものづくりの魅力』一藝社
- <オフィスアワー>
- 毎回の授業終了後に質問等について教室で個別に対応します。
- <学生へのメッセージ>
- 授業は、教科書の内容に密着しています。事前に読んでおくと授業での理解が容易です。
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