2018年度工学院大学 先進工学部機械理工学科

代数学(Algebra)[1P19]

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2単位
高木 悟 非常勤講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
基本的な代数系である群,環,体の理論について,特に群論について詳しく学習する.
これらの理論の初歩をマスターすることが目標である.

<受講にあたっての前提条件>
高校までに各自が学習した数学知識を前提とする.

<具体的な到達目標>
1. 群の概念や基本的な性質が理解できる.
2. 環と体の基本的な概念が理解できる.

習得後は専門で現れる応用数学の学習へとつながる.

<授業計画及び準備学習>
#1. 数の概念と集合
 まずは,本科目の授業計画や方針等を説明する.その後,自然数,整数といった数の概念について説明し,集合について解説する.
 【準備学習】 自然数,整数といった数の概念,集合について調べておくこと.また,指定教科書の内容をざっと見て,これからどのような学習をするのか大まかに理解しておくこと.

#2. 群の定義
 群の定義について解説する.
 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,群について調べておくこと.

#3. 剰余類
 剰余類について解説する.
 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,剰余類について調べておくこと.

#4. 部分群
 部分群について解説する.
 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,部分群について調べておくこと.

#5. 巡回群
 巡回群と位数について解説する.
 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,巡回群について調べておくこと.

#6. 写像
 写像について解説する.
 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,写像について調べておくこと.

#7. 群の準同型写像
 群の準同型写像について解説する.
 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,群の準同型写像について調べておくこと.

#8. 群の同型写像
 群の同型写像について解説する.
 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,群の同型写像について調べておくこと.

#9. 正規部分群
 正規部分群について解説する.
 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,正規部分群について調べておくこと.

#10. 群の準同型定理
 群の準同型定理について解説する.
 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,群の準同型定理について調べておくこと.

#11. 環の定義
 環の定義について解説する.
 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,環について調べておくこと.

#12. 体の定義
 体(可換体)の定義について解説する.
 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,体(可換体)について調べておくこと.

#13. 環の準同型定理
 環の準同型写像と準同型定理について解説する.
 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,環の準同型定理について調べておくこと.

試験. 学習成果の確認(試験)
 試験により理解度を確認する.
 【準備学習】 今までに扱った問題すべてをもう一度解き,理解が不足している単元を重点的に復習しておくこと.

#14. 学習の振り返り
 今までの総復習をする.
 【準備学習】 今までのノートを見直しておくこと.

<成績評価方法>
試験期間に実施する期末試験80%,授業期間中に実施する課題20%.
到達目標に照らして,6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し,D以上の者に単位を認める.
ただし,2014年度以前入学者については,「試験期間に実施する期末試験(80点満点)」と「授業期間中に実施する課題(20点満点)」の合計得点が60点以上の者に単位を認める.

<教科書>
新妻弘・木村哲三 共著 「群・環・体入門」 共立出版 (1999年) ISBN:978-4320015951

<参考書>
(1) 高木悟・長谷川研二・熊ノ郷直人 共著 「理工系のための基礎数学」 培風館 (2015年) ISBN:978-4563004972
(2) 高木悟・長谷川研二・熊ノ郷直人 共著 「理工系のための線形代数」 培風館 (2016年) ISBN:978-4563004996

<オフィスアワー>
授業の前後に,新宿12階講師室または授業教室にて.

<学生へのメッセージ>
毎回の準備学習をしましょう.
教科書はあった方がいいです.
参考書は,大学入学前までの数学知識に不安があれば(1)の基礎数学を,ベクトルや写像について不安があれば(2)の線形代数を購入して参照するといいと思います.

<備 考>
「理工系のための基礎数学」「理工系のための線形代数」の訂正は
http://home.att.ne.jp/air/satorut/book/index.html
を参照のこと(刷数によって訂正項目が異なるので注意).
第1回目の授業前に必ず確認しておくこと.

<参考ホームページアドレス>
http://home.att.ne.jp/air/satorut/lec/index.html


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