2018年度工学院大学 先進工学部機械理工学科

生産工学(Industrial Engineering)[1H35]

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2単位
武沢 英樹 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
自動車産業を初め,家電製品や航空機産業など製造業においては,各種加工法を用いて製品を作り出しています.それら多用な加工法の特長を理解して,将来最適な加工法を選択できる知識を身につけることをねらいとしています.

<受講にあたっての前提条件>
金属材料の基礎知識を必要とします.

<具体的な到達目標>
各種加工法の特長と違いを理解して,製品図面から最適な加工法の選択が可能になる知識の習得を目標とする.

<授業計画及び準備学習>
第1回:講義の進め方と全体の流れを説明する.代表的な加工法のビデオを紹介する.
第2回:切削加工の基本@,切削加工法の原理と切削理論について
第3回:切削加工の基本A,各種切削加工,切削加工用工具、周辺技術についてについて
第4回:研削加工の基本@,固定砥粒加工について
第5回:研削加工の基本A,遊離砥粒加工について
第6回:塑性加工の基本@,塑性加工の基本原理と鍛造,押し出し,引き抜き,圧延について
第7回:塑性加工の基本A,曲げ,剪断加工,転造,深絞りとプレス機械について
第8回:鋳造の基本@,鋳造法の理論、加工法、工具などについて
第9回:鋳造の基本A,鋳造法の不良メカニズム,応用加工などについて
第10回:プラスチック成形法:射出成形法など各種プラスチック成形法につい
第11回:溶接の基本@,溶接法の原理,各種溶接法、溶接部の材料変質
第12回:放電加工:放電加工法の原理,加工装置,応用などについて
第13回:レーザー加工:レーザー発振装置の原理,加工装置,応用などについて
第14回:授業の振り返り

各回の復習と次回授業の予習のために,教科書の該当箇所をよく読み込むこと

<成績評価方法>
出席は学生証を用いた出席管理システムにより管理する.2/3以上を必要とする.
基本として期末試験で評価する.Grade D以上の者に単位を認める.

<教科書>
機械工作法(増補),平井,和田,塚本共著,コロナ社

<参考書>
各種加工法に関する教科書多数ありますので興味のある方は図書館などで参考にしてください

<オフィスアワー>
木,金曜日:八王子 4号棟851室 お昼の時間
上記時間外でも随時質問を受け付けます.ただし,その場合は事前にメールで時間調整をしてください.
(e-mail : htake[@]cc.kogakuin.ac.jp [@] → @ に変換)

<学生へのメッセージ>
製造業にとって機械加工は必須条件です.製品を安く,早く,精確に加工することにより製品品質が向上し,競争力もアップします.各種加工法の知識を身につけ,できれば将来どこかで体験してください.


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