2018年度工学院大学 先進工学部機械理工学科

生物学(General Biology)[6203]

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1単位
八木 創太 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/12/14

<授業のねらい>
生物学は長い年月をかけて人類が探求してきた学問の一つであり、今後もさらに発展し、我々の生活を豊かにしてくれる潜在性を持っている。本講義では、この生物学における諸領域を幅広く学び、その関連性を理解する。始めに「生物とは何か?」という疑問から始まり、生物がどの様に進化し成立してきたかについて概説する。また、生体機能物質がどの様に創られ、機能するかを学ぶ。これを基礎として、実際に細胞内及び生体内においてどの様に働くことで、生物が存在し得るかを知る。以上を通して、生物学の重要性、発展性について認識する。

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
(1)生物の成り立ちと生物進化を理解し、説明できる。(2)核酸やタンパク質などの生体機能物質の構造と機能に関する知識を基に、遺伝子の複製、セントラルドグマ、代謝を分子レベルの現象として理解し、説明できる。(3)細胞の分裂、分化から個体発生を理解し、説明できる。(4)生物の恒常性、免疫系、神経系などの生理現象を理解し、説明できる。以上を通して、生物学の全体像を理解し、生命を分子レベルの現象論として理解・説明ができる。

<授業計画及び準備学習>
第1回 生物の成り立ち:生物の定義及び細胞構造、細胞内小器官について学ぶ。また、生物の多様性・進化について学ぶ。[予習]動物及び植物細胞の構造をあらかじめ確認しておく。
第2回 生体機能物質:生体機能物質である核酸・タンパク質・糖・脂質の構造と機能を学ぶ。[予習]核酸・タンパク質・糖・脂質がどの様な分子で構成されているかを確認しておく。
第3回 遺伝子の複製とセントラルドグマ:遺伝子の複製、及び転写、翻訳について分子レベルの現象として学ぶ。[予習]遺伝及びセントラルドグマについて確認しておく。
第4回 代謝:エネルギーと物質に関わる一連の化学反応を学ぶ。[予習]ATPと解糖系・クエン酸回路について予習しておく。
第5回 発生:細胞分裂から生物の発生と分化について学ぶ。[予習]細胞分裂についてあらかじめ確認しておく。
第6回 生物の生理現象:動物における恒常性、神経系、免疫系などの生理現象について学ぶ。[予習]恒常性、神経伝達、免疫系について予習しておく。
第7回:学習の振り返り
定期試験

<成績評価方法>
定期試験

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
「大学で学ぶ身近な生物学」吉村成弘 (羊土社)
「ヴォート基礎生化学」田宮信雄、八木達彦、松村正美、遠藤斗志也 監訳 (東京化学同人)

<オフィスアワー>
授業の前後
メールで随時受付 yagi@toyaku.ac.jp


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