2018年度工学院大学 先進工学部機械理工学科

有機化学I(Organic Chemistry I)[3129]

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2単位
安井 英子 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
有機反応の原理を理解する。具体的には、@pKaの考え方と利用法、A電気陰性度の値とその利用法、B共鳴効果とその利用法について理解を深める。

<受講にあたっての前提条件>
2018年度第2クォーター有機化学基礎で扱った範囲を理解していること。

<具体的な到達目標>
・有機化合物の構造を理解できる
・有機化学反応を電子の移動で理解できる
・有機合成反応の生成物を推測できる
・簡単な化合物の合成法を考案できる

<授業計画及び準備学習>
1、酸と塩基の基本的な考え方(ブレンステッド酸、塩基)
テキストp47〜54を予習しておくこと。
2、酸と塩基の基本的な考え方(ルイス酸、塩基)
テキストp55〜62を予習しておくこと。
3、有機反応の求核剤と求電子剤(1)
テキストp63〜67を予習しておくこと。
4、有機反応の求核剤と求電子剤(2)
テキストp68〜71を予習しておくこと。
5、電子の空間的な広がりと結合ー混成軌道
テキストp73〜82を予習しておくこと。
6、有機化合物の立体構造(1)エナンチオマーを理解する
テキストp83〜87を予習しておくこと。
7、有機化合物の立体構造(2)ジアステレオマーを理解する
テキストp88〜94を予習しておくこと。
8、有機反応の基本的理解
テキストp95〜104を予習しておくこと。
9、小テストおよびその解説
10、求核置換反応(1)
テキストp105〜113を予習しておくこと。
11、求核置換反応(2)
テキストp113〜117を予習しておくこと。
12、脱離反応(1)
テキストp119〜123を予習しておくこと。
13、脱離反応(2)
テキストp123〜126を予習しておくこと。
14、学習内容の振り返り

<成績評価方法>
授業にきちんと出席することが成績評価の前提である。
授業内実施の小テストで平常点を算出すると共に、定期試験期間中に行う期末試験(授業内容すべてが範囲)を受験すること。(平常点、期末試験の評価割合は1:9とする)
A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。

<教科書>
有機化学の基本ー電子のやりとりから反応を理解するー
富岡秀雄、立木次郎、赤羽良一、長谷川英悦、平井克幸 共著
化学同人

<参考書>
特に指定しないが、理解が不足している部分は、各自図書館や書店で分かりやすい参考書を探すとよい。

<オフィスアワー>
月および土の4限目
17−306室

<学生へのメッセージ>
有機化学の基本的な原理が理解できると、様々な反応を理解することに役立ちます。


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