2018年度工学院大学 先進工学部機械理工学科

分析化学I(Analytical Chemistry I)[3127]

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2単位
松野 研司 教授  
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
酸塩基反応と酸化還元反応は、化学反応の中でも最も基本的であり、化学反応の本質を理解するのに有効である。一方、酸塩基滴定、キレート滴定、酸化還元滴定などの滴定分析法は、実用性が高い基本的な分析法である。本講義では、溶液中の化学反応について理解を深めるとともに、滴定分析法の基礎と応用について学習する。

<受講にあたっての前提条件>
平衡に関する概念を理解していること。

<具体的な到達目標>
(1) 物質量と濃度と分析データの取扱いに関する基本事項を理解する。
(2) 滴定分析法を学習し、その基盤である化学量論と化学平衡の考え方を理解する。
(3) 化学反応におけるプロトンと電子の役割について理解する。

<授業計画及び準備学習>
1. 滴定分析の基礎(物質量と濃度)
2. 化学量論と当量
3. 誤差とデータ処理
4. 酸塩基平衡と水溶液中のpH
5. 酸塩基滴定@
6. 酸塩基滴定A
7. 緩衝溶液と指示薬
8. 錯形成平衡と錯体の安定度
9. キレート滴定@
10. キレート滴定A
11. 酸化還元平衡と標準電位
12. 酸化還元滴定@
13. 酸化還元滴定A
14. 学習のふりかえり

<成績評価方法>
試験期間中に授業内容すべてを範囲とした学期末試験を実施し、A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。
合理的理由のない遅刻・早退・欠席は相応に減点する。

<教科書>
G. D. Christian著 原口ら訳 分析化学 T 基礎(丸善)

<参考書>
必要があれば、kuport上にupします。

<オフィスアワー>
いつでもどうぞ(ただし、在室していても対応できない時もあるため、事前に電話またはe-mailで都合を確認することが望ましい)。
八王子校舎17-356号室


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