物理数学（Mathematics in Physics）[2141]

＜学位授与の方針＞

◎	1. 基礎知識の習得
○	2. 専門分野知識の習得
○	3. 汎用的問題解決技能
	4. 道徳的態度と社会性

＜授業のねらい＞

本授業の目的は、「力学」「電磁気学」「熱力学」等で用いられる数学について、その意味を理解し、使いこなせるようになることである。

＜受講にあたっての前提条件＞

特に無し

＜具体的な到達目標＞

�@ベクトルと行列の意味を理解し計算できる。
�A微分、積分の意味を理解し計算できる。
�Bベクトル解析で用いられる勾配、発散の意味を理解し具体例に適用できる。

＜授業計画及び準備学習＞

１．ベクトルと行列：ベクトルの内積
準備学習：教科書10〜17ページを予習する。
２．ベクトルと行列：ベクトルの外積
準備学習：教科書10〜17ページを予習する。
３．ベクトルと行列：行列と座標の回転の関係
準備学習：教科書18〜23ページを予習する。
４．ベクトルと行列：逆行列の計算と行列式
準備学習：教科書24〜34ページを予習する。
５．ベクトルと行列：固有値と固有ベクトル
準備学習：教科書35〜45ページを予習する。
６．微分と積分：微分の意味（一階微分と導関数）
準備学習：教科書48〜54ページを予習する。
７．微分と積分：偏微分の意味（偏微分、全微分）
準備学習：教科書55〜60ページを予習する。
８．微分と積分：ベクトルの微分と極座標
準備学習：教科書61〜66ページを予習する。
９．微分と積分：積分の意味（定積分、不定積分）
準備学習：教科書67〜75ページを予習する。
１０．微分と積分：線積分
　準備学習：教科書76〜86ページを予習する。
１１．微分と積分：面積分
　準備学習：教科書98〜112ページを予習する。
１２．ベクトル解析：勾配（grad）(偏微分と勾配の定義、
　　　勾配の方向と大きさ)
準備学習：教科書114〜120ページを予習する。
１３．ベクトル解析：発散(div)(発散の定義、発散の計算例)
準備学習：教科書121〜130ページを予習する。
１４ ．学習内容の振り返り

＜成績評価方法＞

授業内で行う演習または宿題の提出20点と定期試験による80点の合計100点で評価する。 A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。なお、５回以上授業を欠席または遅刻した場合は、評価対象外として単位取得の資格を失う。

＜教科書＞

よくわかる物理数学の基本としくみ　
潮　秀樹　（秀和システム）

＜参考書＞

物理入門コース　物理のための数学
　和達　三樹　　（岩波書店）
理系なら知っておきたい　物理の基本ノート「物理数学編」　為近　和彦　（中経出版）

＜オフィスアワー＞

水曜日18：00〜19：00　新宿校舎A2272