2018年度工学院大学 先進工学部応用物理学科
○応用物理実験III(Experiments in Applied Physics III)[5H19]
2単位 尾沼 猛儀 准教授 斎藤 秀俊 教授 [ 教員業績 JP EN ] 疋田 光孝 非常勤講師 [ 教員業績 JP EN ] 杉野 俊子 非常勤講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 本実験科目では、応用物理に関わる実験科学者としての実践的な素養を見につけさせることを目的とする。計測・制御分野としてコンピュータ制御、物性および光学分野として発光素子の特性評価、磁性体の評価、電子工学分野としてディジタル回路について学ぶ。
- <受講にあたっての前提条件>
- 1・2年次および3年次前期の必修科目を修得していることが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- 本実験科目では、応用物理学に関わる実践的な実験技術の習得を目標とする。応用物理学実験I、IIで習得した基礎知識をベースとし、必修科目で習った内容をもとに、データへの理解・解釈をすることができること。コンピューター計測・制御技術を理解し、予期せぬ課題に柔軟に対応できる実践力を習得できることを目的とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回 ガイダンス(実験の進め方、レポート・グラフの書き方、安全指導)
第2回から第13回の講義で下記12のテーマについて扱う。 1.コンピュータ応用計測 1 ― モーターのトルクと仕事 2.コンピュータ応用計測 2 ― 振り子の運動、慣性モーメント 3.コンピュータ応用計測 3 ― 過渡現象、共振現象 4.コンピュータ応用計測 4 ― 磁気特性(磁気回路、透磁率) 5.原子の発光スペクトルの測定 6.LEDの色度分布測定 7.LEDの外部量子効率の測定 8.プレゼンテーション実習 9.ディジタル回路 1 ― 論理回路の基礎 10.ディジタル回路 2 ― LabVIEWを用いた7セグメント表示回路の製作 11.ディジタル回路 3 ― フリップ・フロップ、カウンタ回路の製作と測定 12.ディジタル回路 4 ― シフト・レジスタ回路の製作と測定 第14回 補習実験日(実験を行わない学生に対してはレポート指導)
準備学習: 次週の実験内容をA4用紙2ページに要約したものを実験日に提出してもらう。
- <成績評価方法>
- 実験中の(実験実施に関する)評価およびレポート課題によって到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 実験指導書(配布)
- <参考書>
- とくにないが、実験指導書に参考文献として挙げてある書物を参考にすること。
- <オフィスアワー>
- 第4限終了後、17:30〜18:30間、新宿校舎A2168室にて。
- <学生へのメッセージ>
- 実験には予期せぬ事態がつきものです。よい方向に向かうのでしたら良いですが、トラブルにつながる事態は未然に防ぐ必要があります。応用物理実験学I、IIで培った技術を3年間の総仕上げとなる本実験で発揮してください。実験を安全に行い、新しい技術を身に着けるためにも、準備学習、および実験中の心得をしっかりとしておいてください。
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