2018年度工学院大学 先進工学部応用物理学科
有機化学I(Organic Chemistry I)[3129]
2単位 安井 英子 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 有機反応の原理を理解する。具体的には、@pKaの考え方と利用法、A電気陰性度の値とその利用法、B共鳴効果とその利用法について理解を深める。
- <受講にあたっての前提条件>
- 2018年度第2クォーター有機化学基礎で扱った範囲を理解していること。
- <具体的な到達目標>
- ・有機化合物の構造を理解できる
・有機化学反応を電子の移動で理解できる ・有機合成反応の生成物を推測できる ・簡単な化合物の合成法を考案できる
- <授業計画及び準備学習>
- 1、酸と塩基の基本的な考え方(ブレンステッド酸、塩基)
テキストp47〜54を予習しておくこと。 2、酸と塩基の基本的な考え方(ルイス酸、塩基) テキストp55〜62を予習しておくこと。 3、有機反応の求核剤と求電子剤(1) テキストp63〜67を予習しておくこと。 4、有機反応の求核剤と求電子剤(2) テキストp68〜71を予習しておくこと。 5、電子の空間的な広がりと結合ー混成軌道 テキストp73〜82を予習しておくこと。 6、有機化合物の立体構造(1)エナンチオマーを理解する テキストp83〜87を予習しておくこと。 7、有機化合物の立体構造(2)ジアステレオマーを理解する テキストp88〜94を予習しておくこと。 8、有機反応の基本的理解 テキストp95〜104を予習しておくこと。 9、小テストおよびその解説 10、求核置換反応(1) テキストp105〜113を予習しておくこと。 11、求核置換反応(2) テキストp113〜117を予習しておくこと。 12、脱離反応(1) テキストp119〜123を予習しておくこと。 13、脱離反応(2) テキストp123〜126を予習しておくこと。 14、学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- 授業にきちんと出席することが成績評価の前提である。
授業内実施の小テストで平常点を算出すると共に、定期試験期間中に行う期末試験(授業内容すべてが範囲)を受験すること。(平常点、期末試験の評価割合は1:9とする) A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。
- <教科書>
- 有機化学の基本ー電子のやりとりから反応を理解するー
富岡秀雄、立木次郎、赤羽良一、長谷川英悦、平井克幸 共著 化学同人
- <参考書>
- 特に指定しないが、理解が不足している部分は、各自図書館や書店で分かりやすい参考書を探すとよい。
- <オフィスアワー>
- 月および土の4限目
17−306室
- <学生へのメッセージ>
- 有機化学の基本的な原理が理解できると、様々な反応を理解することに役立ちます。
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