2018年度工学院大学 先進工学部応用物理学科
分析化学I(Analytical Chemistry I)[3127]
2単位 松野 研司 教授
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 酸塩基反応と酸化還元反応は、化学反応の中でも最も基本的であり、化学反応の本質を理解するのに有効である。一方、酸塩基滴定、キレート滴定、酸化還元滴定などの滴定分析法は、実用性が高い基本的な分析法である。本講義では、溶液中の化学反応について理解を深めるとともに、滴定分析法の基礎と応用について学習する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 平衡に関する概念を理解していること。
- <具体的な到達目標>
- (1) 物質量と濃度と分析データの取扱いに関する基本事項を理解する。
(2) 滴定分析法を学習し、その基盤である化学量論と化学平衡の考え方を理解する。 (3) 化学反応におけるプロトンと電子の役割について理解する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 滴定分析の基礎(物質量と濃度)
2. 化学量論と当量 3. 誤差とデータ処理 4. 酸塩基平衡と水溶液中のpH 5. 酸塩基滴定@ 6. 酸塩基滴定A 7. 緩衝溶液と指示薬 8. 錯形成平衡と錯体の安定度 9. キレート滴定@ 10. キレート滴定A 11. 酸化還元平衡と標準電位 12. 酸化還元滴定@ 13. 酸化還元滴定A 14. 学習のふりかえり
- <成績評価方法>
- 試験期間中に授業内容すべてを範囲とした学期末試験を実施し、A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。
合理的理由のない遅刻・早退・欠席は相応に減点する。
- <教科書>
- G. D. Christian著 原口ら訳 分析化学 T 基礎(丸善)
- <参考書>
- 必要があれば、kuport上にupします。
- <オフィスアワー>
- いつでもどうぞ(ただし、在室していても対応できない時もあるため、事前に電話またはe-mailで都合を確認することが望ましい)。
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