2018年度工学院大学 先進工学部環境化学科
代数学(Algebra)[1P19]
2単位 高木 悟 非常勤講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 基本的な代数系である群,環,体の理論について,特に群論について詳しく学習する.
これらの理論の初歩をマスターすることが目標である.
- <受講にあたっての前提条件>
- 高校までに各自が学習した数学知識を前提とする.
- <具体的な到達目標>
- 1. 群の概念や基本的な性質が理解できる.
2. 環と体の基本的な概念が理解できる.
習得後は専門で現れる応用数学の学習へとつながる.
- <授業計画及び準備学習>
- #1. 数の概念と集合
まずは,本科目の授業計画や方針等を説明する.その後,自然数,整数といった数の概念について説明し,集合について解説する. 【準備学習】 自然数,整数といった数の概念,集合について調べておくこと.また,指定教科書の内容をざっと見て,これからどのような学習をするのか大まかに理解しておくこと.
#2. 群の定義 群の定義について解説する. 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,群について調べておくこと.
#3. 剰余類 剰余類について解説する. 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,剰余類について調べておくこと.
#4. 部分群 部分群について解説する. 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,部分群について調べておくこと.
#5. 巡回群 巡回群と位数について解説する. 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,巡回群について調べておくこと.
#6. 写像 写像について解説する. 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,写像について調べておくこと.
#7. 群の準同型写像 群の準同型写像について解説する. 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,群の準同型写像について調べておくこと.
#8. 群の同型写像 群の同型写像について解説する. 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,群の同型写像について調べておくこと.
#9. 正規部分群 正規部分群について解説する. 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,正規部分群について調べておくこと.
#10. 群の準同型定理 群の準同型定理について解説する. 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,群の準同型定理について調べておくこと.
#11. 環の定義 環の定義について解説する. 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,環について調べておくこと.
#12. 体の定義 体(可換体)の定義について解説する. 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,体(可換体)について調べておくこと.
#13. 環の準同型定理 環の準同型写像と準同型定理について解説する. 【準備学習】 前回の授業ノートを見ながら宿題に取り組むこと.また,環の準同型定理について調べておくこと.
試験. 学習成果の確認(試験) 試験により理解度を確認する. 【準備学習】 今までに扱った問題すべてをもう一度解き,理解が不足している単元を重点的に復習しておくこと.
#14. 学習の振り返り 今までの総復習をする. 【準備学習】 今までのノートを見直しておくこと.
- <成績評価方法>
- 試験期間に実施する期末試験80%,授業期間中に実施する課題20%.
到達目標に照らして,6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し,D以上の者に単位を認める. ただし,2014年度以前入学者については,「試験期間に実施する期末試験(80点満点)」と「授業期間中に実施する課題(20点満点)」の合計得点が60点以上の者に単位を認める.
- <教科書>
- 新妻弘・木村哲三 共著 「群・環・体入門」 共立出版 (1999年) ISBN:978-4320015951
- <参考書>
- (1) 高木悟・長谷川研二・熊ノ郷直人 共著 「理工系のための基礎数学」 培風館 (2015年) ISBN:978-4563004972
(2) 高木悟・長谷川研二・熊ノ郷直人 共著 「理工系のための線形代数」 培風館 (2016年) ISBN:978-4563004996
- <オフィスアワー>
- 授業の前後に,新宿12階講師室または授業教室にて.
- <学生へのメッセージ>
- 毎回の準備学習をしましょう.
教科書はあった方がいいです. 参考書は,大学入学前までの数学知識に不安があれば(1)の基礎数学を,ベクトルや写像について不安があれば(2)の線形代数を購入して参照するといいと思います.
- <備 考>
- 「理工系のための基礎数学」「理工系のための線形代数」の訂正は
http://home.att.ne.jp/air/satorut/book/index.html を参照のこと(刷数によって訂正項目が異なるので注意). 第1回目の授業前に必ず確認しておくこと.
- <参考ホームページアドレス>
- http://home.att.ne.jp/air/satorut/lec/index.html
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