2018年度工学院大学 先進工学部生命化学科
基礎生物学実験(Experiments of basic biology)[6L04]
1単位 辛 英哲 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 生命化学科では、生化学実験、生命化学実験、そして卒業論文など生物実験の素養を必要とする科目があり、基礎的な生物実験の修得はそれら科目の礎となる。本実験では、生物学の基本的な概念の形成を図るとともに、生物学的に探究する方法の習得を通して、科学的な思考力,判断力及び表現力を育成することを目標とする。
基本的な生物実験の原理や方法、およびデータの取得や解析方法を学ぶ。また、実験を安全に行うための留意点や、使用薬品の管理および廃棄についての適切な措置方法を学ぶ。
- <受講にあたっての前提条件>
- 高校で学ぶ生物の基礎知識を習得しておくこと
- <具体的な到達目標>
- 具体的な到達目標:
・正確で安全かつ適切に生物実験を実施できるよう、基本的な原理や方法を理解する。 ・生物や生物現象を正確に観察でき、データを解析および考察することができる。 ・コンピュータを活用し、生物情報の検索や、実験データの処理を行うことができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 授業計画
第1回:実験概要の説明,顕微鏡の使用法、ミクロメータの使用法
第2回:細胞の観察(動物細胞と植物細胞):ヒト口腔上皮細胞およびオオカナダモの細胞の観察
第3回:体細胞分裂の観察:タマネギの根端分裂組織を用いた各時期の体細胞分裂の観察
第4回:ウニの卵割と初期発生の観察
第5回:DNAの抽出実験:生物材料からのDNA抽出と電気泳動法による分離と検出
第6回:アミラーぜによるデンプンの分解
第7回:学習内容の振り返り
各回ごとにレポートを提出する。 レポートは返却しないが、授業で、何が書けていればよいかを解説する。
- <成績評価方法>
- すべて出席を前提とし、実験項目ごとに提出するレポートで評価する。
A〜Fの6段階のGradeで評価 し、D以上の者に単位を認める。 レポートの提出遅れは減点する。 実験に出席していても、その回のレポートが未提出の場合には欠席扱いとする。 無断欠席は履修放棄とみなし、未履修扱いとする(講義日、レポート討論日の欠席も含む)。
- <教科書>
- テキストはプリントで配布する。
- <参考書>
- 「好きになる分子生物学」萩原清文著 講談社サイエンティフィク
「よくわかるゲノム医学、改訂第2版」服部成介・水島-菅野純子著 菅野純夫監修 羊土社 「図表生物」浜島書店編集(浜島書店) 「目で見る生物学」石原勝敏他(倍風館)
- <オフィスアワー>
- 第1Q土曜日14時から15時,新宿校舎19階1978室にて、相談、質問を受け付けます。
簡単な質問は授業後の教室でも受け付けます。 メールでの場合は、bt13211@ns.kogakuin.ac.jpで受け付けます。
- <学生へのメッセージ>
- わからないことはその場ですぐに質問してください。教える側に立った時のことを常に考えましょう。
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