2018年度工学院大学 先進工学部生命化学科
○生化学II(BiochemistryII)[5A19]
2単位 辛 英哲 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 生体内エネルギー源分子の代謝を中心に、生体成分の代謝を理解できるようになる。
生体が生きていく上で必要なエネルギーをどのように獲得しているのか、生物個体のレベル、臓器レベル、細胞レベル、分子レベルで解説する。特に、最も利用されているエネルギー源物質、糖からエネルギーが取り出される過程を、化学反応による分子の変化、エネルギーの増減に着目しつつ解説する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 生化学Iを修得していることが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- 具体的な達成目標を以下に示す:(1)生体内反応がきわめて速やかにそして円滑に進行するための原理をエネルギー物質の面から理解できる,(2)主にエネルギー源物質としての糖の役割を理解できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 授業計画
第1回:代謝とエネルギー代謝 準備学習:教科書の指定範囲を予習する。
第2回:自由エネルギーとATPの構造と機能 準備学習:教科書の指定範囲を予習する。返却された演習問題を復習する。
第3回:酵素触媒とその反応 準備学習:教科書の指定範囲を予習する。返却された演習問題を復習する。
第4回:グルコースの代謝経路 準備学習:教科書の指定範囲を予習する。返却された演習問題を復習する。
第5回:解糖系 準備学習:教科書の指定範囲を予習する。返却された演習問題を復習する。
第6回:解糖の調節と糖新生 準備学習:教科書の指定範囲を予習する。返却された演習問題を復習する。
第7回:トリカルボン酸回路の諸反応 準備学習:教科書の指定範囲を予習する。返却された演習問題を復習する。
第8回:トリカルボン酸回路の意義 準備学習:教科書の指定範囲を予習する。返却された演習問題を復習する。
第9回:還元型補酵素 準備学習:教科書の指定範囲を予習する。返却された演習問題を復習する。
第10回:電子伝達とプロトン濃度勾配 準備学習:教科書の指定範囲を予習する。返却された演習問題を復習する。
第11回:酸化的リン酸化 準備学習:教科書の指定範囲を予習する。返却された演習問題を復習する。
第12回:グリコーゲン合成と分解、ペントースリン酸経路 準備学習:教科書の指定範囲を予習する。返却された演習問題を復習する。
第13回:学習成果の確認(授業内試験) 準備学習:前回までの総復習を行う。
第14回:学習内容の振り返り 試験結果を踏まえて、講評を行う。
毎授業後半に課題を課す。授業終了まで、あるいは次回授業開始まで、回収し採点。次回授業冒頭に解説を行う。
- <成績評価方法>
- 定期試験(95%)と授業中の演習問題の結果(5%)で評価する。
到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- ヴォート 「基礎生化学 第4版」 (東京化学同人)
- <参考書>
- 「指定参考書なし」
- <オフィスアワー>
- 日時:金曜日 午後2時30分〜3時
場所:17号館 304室 事前にメール等で知らせてください。 [ bt13211@ns.kogakuin.ac.jp ]
- <学生へのメッセージ>
- 毎回出席する事。講義内容への質問等は気軽にしてください。
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