2018年度工学院大学 先進工学部生命化学科

生化学III(BiochemistryIII)[2D23]

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1単位
辛  英哲 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
生化学IIIは,生体内物質代謝のうちの脂質代謝および窒素同化について学ぶ。また,それらに関連して,窒素固定の仕組み,アミノ酸の代謝を理解する。

<受講にあたっての前提条件>
●「生化学I」と「生化学II」を受講していること。

<具体的な到達目標>
●エネルギー代謝における脂質の中心的役割を理解すること。
●窒素の同化機構を理解すること。

<授業計画及び準備学習>
以下の項目にしたがって講義するが、都合により変更することがある。
授業計画

1. 脂肪の化学,脂質の消化と吸収
  脂質の分類(化学構造),消化,吸収(輸送)について解説する。
  教科書:p428〜p433

2. 脂肪酸の代謝と合成
  脂肪酸の酸化(分解)経路とエネルギー産生および生合成経路について解説する。
  教科書:p433〜p448

3. 不飽和脂肪酸の代謝と合成、体内での役割
  脂肪酸の延長と不飽和化、 必須脂肪酸の代謝とプロスタグランジンについて解説する。
  教科書:p448,p453〜p454

4. 窒素同化
  窒素固定と窒素同化について解説する。
  教科書:p494〜p498

5. アミノ酸の代謝(1)
  アミノ酸の脱アミノと尿素サイクルについて解説する。
  教科書:p464〜p473

6. アミノ酸の代謝(2)
  アミノ酸代謝と他の生成物の生理活性について解説する。
  教科書:p473〜p494

7.学習成果の振り返り
  試験結果を踏まえて、講評を行う。

毎授業後半に課題を課す。授業終了まで、あるいは次回授業開始までに、回収し採点。次回授業冒頭に解説を行う。

<成績評価方法>
定期試験期間内に試験を行う。
定期試験(95%)と授業中の演習問題の結果(5%)で評価する。
到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上の者に単位を認める。

<教科書>
「ヴォート基礎生化学第4版」田宮信雄ら訳(東京化学同人)

<参考書>
「第3版マクマリー生物有機化学(生化学編)」菅原二三男監訳(丸善)

<オフィスアワー>
日時:火曜日 14時〜14時30分
場所:17号館 304室
事前にメール等で知らせて下さい。
[ bt13211@ns.kogakuin.ac.jp ]

<学生へのメッセージ>
授業では予習・復習を必要とするところがあり,積極的な準備を行うことが大事です。また,理解できないことがあったら,すぐに質問してください。

<備 考>
毎回出席する事。講義内容への質問等は気軽にしてください。


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