2018年度工学院大学 先進工学部生命化学科
△生化学III(BiochemistryIII)[2D23]
1単位 辛 英哲 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 生化学IIIは,生体内物質代謝のうちの脂質代謝および窒素同化について学ぶ。また,それらに関連して,窒素固定の仕組み,アミノ酸の代謝を理解する。
- <受講にあたっての前提条件>
- ●「生化学I」と「生化学II」を受講していること。
- <具体的な到達目標>
- ●エネルギー代謝における脂質の中心的役割を理解すること。
●窒素の同化機構を理解すること。
- <授業計画及び準備学習>
- 以下の項目にしたがって講義するが、都合により変更することがある。
授業計画
1. 脂肪の化学,脂質の消化と吸収 脂質の分類(化学構造),消化,吸収(輸送)について解説する。 教科書:p428〜p433
2. 脂肪酸の代謝と合成 脂肪酸の酸化(分解)経路とエネルギー産生および生合成経路について解説する。 教科書:p433〜p448
3. 不飽和脂肪酸の代謝と合成、体内での役割 脂肪酸の延長と不飽和化、 必須脂肪酸の代謝とプロスタグランジンについて解説する。 教科書:p448,p453〜p454
4. 窒素同化 窒素固定と窒素同化について解説する。 教科書:p494〜p498
5. アミノ酸の代謝(1) アミノ酸の脱アミノと尿素サイクルについて解説する。 教科書:p464〜p473
6. アミノ酸の代謝(2) アミノ酸代謝と他の生成物の生理活性について解説する。 教科書:p473〜p494
7.学習成果の振り返り 試験結果を踏まえて、講評を行う。
毎授業後半に課題を課す。授業終了まで、あるいは次回授業開始までに、回収し採点。次回授業冒頭に解説を行う。
- <成績評価方法>
- 定期試験期間内に試験を行う。
定期試験(95%)と授業中の演習問題の結果(5%)で評価する。 到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 「ヴォート基礎生化学第4版」田宮信雄ら訳(東京化学同人)
- <参考書>
- 「第3版マクマリー生物有機化学(生化学編)」菅原二三男監訳(丸善)
- <オフィスアワー>
- 日時:火曜日 14時〜14時30分
場所:17号館 304室 事前にメール等で知らせて下さい。 [ bt13211@ns.kogakuin.ac.jp ]
- <学生へのメッセージ>
- 授業では予習・復習を必要とするところがあり,積極的な準備を行うことが大事です。また,理解できないことがあったら,すぐに質問してください。
- <備 考>
- 毎回出席する事。講義内容への質問等は気軽にしてください。
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