2018年度工学院大学 先進工学部生命化学科

有機化学演習(Practice of OrganicChemistr y)[2D22]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

1単位
南雲 紳史 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
大野  修 准教授  
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
学部の有機化学で習う反応の多くは極性反応である。極性反応の反応機構はたった5つの原理(ルール)から成立している。この科目では、5つのルールを使いこなすことで、反応物と試薬を見てどのような反応が進行するか予測する力を身に着ける。

<受講にあたっての前提条件>
有機化学Uの内容に関して、よく理解している事。講義期間中、教科書の1章から7章までの章末問題を自宅学習すること。

<具体的な到達目標>
5つのルールを利用して、様々な極性反応の反応機構を示すことができる。

<授業計画及び準備学習>
1.実力テスト(ガイダンス時に実施)の解説
2.曲矢印を手掛かりに反応物から生成物を導く
3.反応物から生成物(中間体)への変化を曲矢印で示す
4.共鳴に関する問題演習、芳香属性に関する問題演習
5.カチオン編の反応機構に関する問題演習
6.芳香族化合物の反応、合成、反応機構の問題演習
7.立体化学の問題演習(R・S命名法)
8.アニオン編の反応機構に関するもんだい演習
9.グリニヤル試薬の調整およびその反応に関する問題演習
10.ハロゲン化アルキルの合成・SN2反応に関する問題演習
11.ハロゲン化アルキルのE2反応に関する問題演習
12.エノラートイオンのアルキル化、アルドール反応の問題演習
13.クライゼン反応、さまざまな炭素炭素形成反応の問題演習
14.総合問題とおさらい

<成績評価方法>
授業にきちんと出席することが成績評価の前提。
演習問題の取り組み内容 60%
クラス分けテスト・理解度の確認テスト 40%
A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。

<教科書>
マクマリー有機化学概説(東京化学同人)

<参考書>
ウォーレン有機化学(上)(東京化学同人)

<オフィスアワー>
火曜日4時限目以降
17号館357号室
その他の日も、時間調整の上、対応可。


ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2018 Kogakuin University. All Rights Reserved.