2018年度工学院大学 情報学部

生物学基礎論(Introduction to Biology)[5N18]

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2単位
松本 明子 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/12/14

<授業のねらい>
生物学とは、生命の本質を知ることにより、生命そのものや地球全体の為に還元し人類の発展に貢献してゆく学問である。緻密かつ複雑に絡み合っている生命の仕組みを解明するには、医学や薬学、私学、獣医学などの医療分野はもちろんのこと、物理学、数学などの理学、工学、農学など多岐に渡った専門分野の知識が要求される。本講義では、身近に広がっている生物学を理解出来るようになることを目標として生物学の基礎を中心に身につける。高校生物を未履修または履修済ではあるが不安である学生が理解出来る授業を行う。

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
1) 生物自体の仕組みを理解する
2) 生物を取り巻く環境との関わりを理解する
3) 偏った知識を排除することでニュースなどの話題を正しく理解できるようになる

<授業計画及び準備学習>
1) イントロダクション  :ガイダンス、生物学についての概要
2) 生命の単位 〜細胞〜 :生命の基本単位
3) 構成する生体物質 :生命の身体はどのような成分から出来ているのか
4) 遺伝子と遺伝 :生命の設計図ともいえる遺伝子
5) 遺伝情報の流れ :転写と翻訳
6) 演習 :第1〜5回の復習
7) タンパク質と酵素 :生命の活動を支える物質
8) 代謝 :生命の活動を支える化学反応
9) 恒常性の維持 :個体における調節
10) 免疫 :からだを守る仕組み
11) 微生物 :小さな生き物たちと環境における役割
12) 演習 :第7〜12回の復習
13) 学習成果の確認 (授業内試験)
14) 学習内容の振り返り

その日に行った授業の内容を見直し、たりない知識や分からない所はまずは自分で調べて下さい。また、前回授業の復習は必ずしてください。

<成績評価方法>
授業全回数のうち2/3以上に出席することが成績評価の前提。毎回授業時に実施する小テストで平常点を算出する。また、途中の二回、復習と確認を兼ねた演習を行う。その際、自筆のノートと配付プリントのみ持ち込み可とする。学習成果の確認は、授業内容全てを範囲とする試験を実施する。その際、持ち込み不可とする。それらを含めた平常点:30%・演習点:30%・学習成果の確認40%などから総合的に成績を判断するが、定期試験の結果が足切り点以下の場合、不合格とする。Grade A+ ~ Fの6段階評価でD以上のものを合格とする。

<教科書>
特に指定しない。必要に応じて講義中にプリントを配布する。

<参考書>
『やさしい基礎生物学』羊土社
『サイエンスビュー生物総合資料』実教出版
『大学で学ぶ 身近な生物学』羊土社  など

<オフィスアワー>
授業終了後、教室において。

<学生へのメッセージ>
興味を持って主体的に考え、積極的に取り組んでください。授業は主にPower Pointを使って行います。高校までの授業形式とは異なるため戸惑う方もいらっしゃるかとは思いますが、スライドを使用した場合のプレゼンテーションの受け方にも慣れていってください。


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