2018年度工学院大学 情報学部

ロシア語初級I(Basic Russian I)[4432]

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1単位
岩崎 理恵 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
アルファベットから始め、ロシア語の初級文法を体系的に学習する。

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
ロシア語のアルファベットに慣れ、読み書きできるようになる。
ロシア語の特徴について、一通り把握する。

<授業計画及び準備学習>
1. ロシア語について、アルファベット、文字と発音
  [準備学習] 第一回に配布したプリントと教科書のCD音源を用い、文字と発音を復習する。
CDで第1課の例文を聴き、訳を確認しておく。

2. 1課 基礎的な平叙文と疑問文、肯定の返事、疑問詞кто、что
 [準備学習] 授業でやった基本の文型と、イントネーションを復習。文字の練習のため、出てきた例文を
        自分で書いてみる。CDで2課の例文を聴き、訳を確認しておく。

3. 2課 否定の返事と否定文、疑問詞гдеと場所を表わす副詞
  [準備学習] 否定文の作り方を確認、人称代名詞を覚える。
        2課の例文を、イントネーションに気をつけながら繰り返し読む。CD音源を活用すること。

4. 3課 名詞の性、動詞の第一変化
  [準備学習] 疑問詞гдеと場所の副詞を復習、名詞の性の見分け方と、対応する代名詞を覚える。
訳を確認しながら3課の例文の意味を取り、イントネーションに気をつけて音読する

5. 4課 名詞の複数形、綴り字の規則、疑問詞чейと所有代名詞、指示代名詞
  [準備学習] 複数形の作り方を確認、所有代名詞(一人称単数、二人称複数)と指示代名詞の性・数変化の形        を覚える。訳を確認しながら4課の例文の意味を取り、イントネーションに気をつけて音読する

6. 5課 名詞の格、前置格
 [準備学習] 動詞の第一変化を復習、前置格の作り方と用法を確認。
訳を確認しながら5課の例文の意味を取り、イントネーションに気をつけて音読する。

7. 6課 動詞の第二変化、по-русскиとрусский язык、ся動詞
 [準備学習] 動詞の第二変化とся動詞の活用を復習。
        訳を確認しながら6課の例文の意味を取り、イントネーションに気をつけて音読する。

8. 6課 形容詞の性・数変化
 [準備学習] 朝、昼、晩のあいさつ、形容詞の基本形、変化、用法を確認。

9. 7課 不規則動詞жить、名詞の生格
 [準備学習] 動詞житьの活用、生格の作り方と用法を確認。訳を確認しながら7課の例文の意味を取り、
        イントネーションに気をつけて音読する

10. 7課 人称代名詞の生格と所有の表現(前置詞у+生格)、形容詞の混合変化と疑問詞какой
  [準備学習] 人称代名詞の生格を覚え、所有の表現について復習する。形容詞の混合変化を確認する。

11. 8課 動詞の過去形、動詞бытьの用法
  [準備学習] 過去形の作り方と使い分け、бытьの場合(否定)を確認する。
訳を確認しながら8課の例文の意味を取り、音読する。

12. 8課 名詞・人称代名詞の与格、唇音変化する第二変化動詞
  [準備学習] 与格の形と用法、動詞の唇音変化の復習

13. 9課 運動の動詞идти、ехатьと行き先の表現(前置詞в/ на+対格)、疑問詞куда
  [準備学習] 運動の動詞の活用と用法、疑問詞где、кудаの意味と、それぞれに対する答え方の違いを復習。        訳を確認しながら9課の例文の意味を取り、音読する。

14. 学習成果の確認(授業内試験)

<成績評価方法>
授業にきちんと出席することが成績評価の前提です。授業内での課題への取り組み方、理解度により平常点を算出すると共に、期末ごとに確認テストを実施します。平常点と試験の評価割合はおよそ6:4とし、A+〜Fの6段階評価でD以上のものを合格とします。

<教科書>
桑野隆『初級ロシア語20課』(白水社)

<参考書>
初級用の辞書として以下のものを推薦しておきますが、必須ではありません。
 米重文樹『パスポート初級露和辞典』(白水社)
 木村彰一『博友社ロシア語辞典』(博友社)
 井桁貞義『コンサイス露和辞典』『コンサイス和露辞典』(三省堂)
なお、コンサイス露和/和露辞典をコンテンツとして収録した電子辞書もあります。

<オフィスアワー>
質問は授業前後に教場、および1号館1階の講師室で受ける。

<学生へのメッセージ>
新しい言語を学び、「世界にはこんな言葉もあるのか」と見識を広げることは、学生時代にぜひやっておきたいことの一つです。ロシア語は決して易しいとは言えませんが、一歩ずつ着実に進む忍耐力と、未知の世界への好奇心を持って学んでいきましょう。


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