2018年度工学院大学 情報学部

情報数学2(Information Mathematics 2)[2K24]

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1単位
渡邉 桂子 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/12/14

<授業のねらい>
情報学を学ぶために必要な数学の基礎を学修する
数学の基礎である関数、線形代数学の入門として、ベクトル、行列を学修する

<受講にあたっての前提条件>
情報数学1を合格していること。
情報数学演習 I を同時に履修すること。

<具体的な到達目標>
1. 線形代数入門として、ベクトル,行列の代数的、幾何学的性質を理解し、特に変換作用素としての行列の性質を理解する
2. 複素数、ベクトル、行列による平面、幾何学的意味を理解する

<授業計画及び準備学習>
1. 線形代数入門として、ベクトル、行列の代数的、幾何学的性質を理解し、特に変換作用素としての行列の性質を理解する
2. 複素数、ベクトル、行列による平面、幾何学的意味を理解する

<授業計画及び準備学習>
1. ベクトルと演算
 ベクトルとその演算について解説する
 準備学習:ベクトルに関する高校の教科書などを調べておくこと
2. ベクトル成分とノルム
 ベクトルのノルムを説明し、射影や鏡像について解説する
3. 行列
 行列とその演算について解説する
4. 変換行列
 行列による線形変換、特に拡大縮小、反転、置換、回転、直交変換について解説する
5. 複素平面
 複素平面を導入し、複素数の絶対値や偏角を解説する。
 また、複素数の演算が複素平面上で
 どのような動きに対応するのか解説する
6. ベクトル、行列、幾何、総括
 ベクトルと行列、平面、空間についての補足と複素平面を振り返る
*第2回から6回の準備学習:前回の復習をして出された問題を解くこと
 また、講義ノート、プリントのうち,今回の授業内容に関する箇所を読んでおくこと
7. 全体振り返り
 準備学習:期末試験で解けなかった問題の解き方を考えておくこと

*試験期間中に試験を実施する。

<成績評価方法>
本科目の期末試験の結果(ア)と同一期間の「情報数学演習I」の演習時間の回答と
レポートの得点(イ)によって、到達目標に照らして6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、
D以上の者に単位を認めます。
評価割合は「(ア):(イ) = 2:1」です。但し、同一期間の「情報数学演習I」の全ての
レポートを提出済みであることが合格の必須条件とします。

<教科書>
教科書は指定しない。
全講義ノートをプリントして配布する。

<参考書>
高木 悟,、長谷川 研二、 熊ノ郷 直人 「理工系のための線形代数」培風館
他、授業中に適宜案内する。

<オフィスアワー>
講義終了後に教室で受付けます。

<学生へのメッセージ>
本科目は必修科目であり、演習とともにステップアップの第二段階です。
数学は基礎からの積み重ねが必要な学問です。確実に理解することが重要です。
十分時間をかけて取り組んで下さい。
なお、高校の数学に自信のない学生は、必ず学習支援センターに相談してください.
ただし、講義の内容に関する質問は学習支援センターでなく、担当教員のオフィスアワー、
あるいは、SA(Student Assistant)を利用してください。

<備 考>
リピート履修の場合は情報数学演習Iも必ずリピート履修すること。


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