2018年度工学院大学 情報学部

宗教学A(Religious Studies A)[1G04]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
田口 博子 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
テーマ:宗教の見方
 世界にはさまざまな宗教が存在します。日本国内でも、仏教・神道・キリスト教は身近に感じられるかもしれません。また東日本大震災の際、イスラームの団体がカレーの炊き出しをしていた映像を見た方もいらっしゃるかもしれません。前期では世界の諸宗教についてのおおまかな説明を行い、後期では各宗教について解説します。
 前期に注目するのは、知識や習慣などの文化的伝統としての宗教と信仰の世界の関連、戒律と儀礼、宗教の多様性と現代社会における宗教の問題です。また、欧米やイスラーム圏のようにキリスト教・ユダヤ教・イスラームといった宗教が信仰されている地域と、東アジアとの相違なども見て行きます。

<受講にあたっての前提条件>
特にありませんが、初詣や七五三などの慣習や、テレビ・新聞・インターネットで報じられる宗教に関する記事に関心を持ってください。

<具体的な到達目標>
受講者が宗教全般にかんする見取り図を描き、自分でデータを調べる際の指針を得ることを目標とします。

<授業計画及び準備学習>
第1 回 はじめに−日本の宗教的状況
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第2 回 なぜ「神」と「仏」が区別されるのか
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第3 回 神の物語−一神教について
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第4 回 悟りの物語−多神教について
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第5 回 回心について
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第6 回 救済について
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第7 回 奇跡と呪術について
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第8 回 戒律について
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第9 回 儀礼について(1)−祭り
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第10 回 儀礼について(2)−通過儀礼
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第11 回 宗教集団について
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第12 回 宗教の多様性について
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第13 回 宗教と現代社会
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。
第14 回 授業を振り返って 
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。

準備学習:各回の授業で学んだことについての感想・意見を書いたリアクションペーパーを提出して下さい。

<成績評価方法>
学期末試験またはレポート80%、リアクションペーパー(毎回提出)20パーセントで評価します。
学期末試験にするかレポートにするかは、最初の授業の際に決定します。

<教科書>
教科書は使用せず、適宜プリントを配布します。

<参考書>
参考書として中村圭志著『教養としての宗教入門−基礎から学べる信仰と文化』中央公論新社(中公新書)を使用します。それ以外のものは授業中に随時紹介します。

<オフィスアワー>
月曜日3限、4限の授業の前後(教室)。
水曜日3限、4限の授業の前後(教室)。

<学生へのメッセージ>
学習する環境を考慮して対象学科・学年内でも受講する人数を制限する場合があります。

<備 考>
特にありません。


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