2018年度工学院大学 情報学部

身体健康学(Shintaikenkogaku)[1A49]

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2単位
土肥 啓一郎 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
超高齢化社会に伴う生活習慣病の増加や生きがい及び仲間・家族とのコミュニケーションの大切さが話題となる今日、自己の身体を正しく理解し、健康について知識を深めることは有意義であると考えられる。本講義では、現代社会における心身の健康の意義について考察し、生理学的観点から安全で効果的な運動の実践方法や栄養摂取及びストレスマネジメント等について学習する。これらの授業で習得した内容を学生生活さらに生涯にわたって豊かな生き方を考えるために活用していただきたい。

<受講にあたっての前提条件>
人体のしくみ及び健康に興味・関心をもっていること。
授業中私語をしない等、最低限のマナーを守り、学習環境の維持に協力すること。

<具体的な到達目標>
現代社会における心身の健康に関する理解を深める。
・各自の体力や目的に適した正しく安全な運動の実践方法を習得する。
・健康的な食習慣について知識を深める。
・各自に適したストレスとのつきあいかた及びセルフコントロールの方法を習得する。
・心肺蘇生法・AED使用法を習得する。

<授業計画及び準備学習>
(授業計画)
1.ガイダンス(本講義の目標および成績評価方法等について)、WHO「健康とは」
2.現代社会と健康、大学生の体力、QOL(Quality of Life)
3.体組成、メタボリックシンドローム、摂食障害
4.人体の構造と機能(1)骨格系・筋肉系・神経系
5.人体の構造と機能(2)呼吸循環系
6.人体の構造と機能(3)免疫系、課題レポートの説明
7.運動の科学、トレーニングの原則
8.身体運動の効果(有酸素運動、筋力トレーニング)
9.運動処方
10. 食育(栄養素、飲酒、健康的な食習慣)
11.心肺蘇生法・AED使用法
12. “Sports for All”(オリンピック、パラリンピック、スペシャルオリンピックス)           
13.心の健康・ストレスマネジメント
14. 学習内容の振り返り

(準備学習、予習・復習)
シラバスを基に参考書や各授業で配布される講義資料を読み理解するように心がけてください。健康に関する情報は、日常的にインターネットやその他のマスメディア(テレビ、新聞、雑誌等)を通じて多く入ってきますが、本講義で学習した知識を活用して様々な角度からその本質を考える習慣を持って下さい。そして疑問や興味を感じる時は、文献調査や友達と話し合うなどして自ら積極的に学ぶ姿勢を大切にして下さい。

<成績評価方法>
原則として、定期試験(50点)と課題レポート(20点)および授業中の小レポート(30点)を合算して総合成績評価に反映させる。60点以上で合格とする。2015年度以降入学した学生は、GradeD以上の者に単位を認める。授業に対する姿勢(積極的な授業態度やディスカッションへの参加等)を加味する。

<教科書>
指定教科書なし。

<参考書>
「大学生の健康・スポーツ科学」大学生の健康・スポーツ科学研究会編 道和書院
「イラスト運動生理学」朝山正己、彼末一之、三木健寿編著 東京教学社
「入門運動生理学」勝田 茂編著 杏林書院

・講義資料(プリント)を随時配布する。

<オフィスアワー>
木曜日 12時30分〜14時 1号館総合教育棟1E-307保健体育研究室
TEL 042-628-4049
EMAIL dohi@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
本講義の内容は、日常生活と深く関連しています(食事、睡眠、疲労、ストレス、運動等)。学生自身のこれまでの経験や今感じていることをクラスで話し合い情報交換できる機会を多く持ちたいと思います。受講生の積極的な授業参加を期待しています。


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