2018年度工学院大学 情報学部

フランス語初級I(Basic French I)[1316]

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1単位
沼田 憲治 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
この授業のねらいは、文法や語彙、発音の理解を深めながら、コミュニケーションのための基本表現をマスターすることによって、実践的なフランス語を身につけることである。

<受講にあたっての前提条件>
特になし。

<具体的な到達目標>
(1)買い物やカフェでの注文など、ごく初歩的な会話ができる。
(2)自己紹介など、自分のことを相手に伝えることができる。
(3)フランス語の綴りと読みの関係を理解し、コミュニケーションに必要な発音を身につける。
(4)7月末の時点で、フランス語検定5級(11月実施)に合格する実力をつける。

<授業計画及び準備学習>
1. フランス語をなぜ学ぶのか?/ABCを言う/挨拶(こんにちは)/数字(1ー10)
準備学習:シラバスをよく読んでおく。
2. お互いの名前を言う/職業・国籍を言う/持ち物を尋ねる・答える/挨拶(元気?)/発音(綴り字と発音、単母音字)/数字(11ー20、羊の数を数える)
準備学習:アルファベを繰り返し練習し、自分の名前をアルファベ読みできるようにする。数字(1ー10)を繰り返し練習し、暗唱できるようにしておく。
3. ものの名前を尋ねる・答える/不定冠詞・定冠詞/応答文(ものを手渡す・お礼を言う)/挨拶(出会いの挨拶)/発音(リエゾン・エリジオン)/数字(時刻を言う)
準備学習:japonais(e), étudiant(e)について男性形と女性形を交互に何度も言う練習をする。数字(1ー20)を繰り返し練習し、暗唱できるようにしておく。
4. 年齢を言う/住んでいるところを言う/好きなものを言う/フランスの地図を描く/挨拶(別れの挨拶)/発音(アンシェヌマン、複母音字)/小テスト1(êtreとavoirの活用)
準備学習:êtreとavoirの活用を何度も声に出し、書く練習をして、暗記する。
5. 否定文を作る/疑問文を作る/部分冠詞/数字(20ー60/日付を言う)/時間に関する語を覚える1(季節・月)/綴り字記号のまとめ/単語テスト1
準備学習:habiterとchanterの活用を何度も声に出し、書く練習をして、暗記する。プリントの単語を覚えてくる。
6. 行き先を尋ねる・答える/「〜へ行く」「〜から来る」/挨拶(丁寧な挨拶)/都市名・国名と前置詞/冠詞のまとめ/発音(鼻母音字)
準備学習:êtreとavoirの活用を否定形で暗記する。自分の誕生日を書く。
7.出身を尋ねる・答える/近い未来・近い過去/場所を表わす前置詞/強勢形/発音(母音のまとめ1)/小テスト2(allerとvenirの活用)
準備学習:allerとvenirの活用を何度も声に出し、書く練習をして、暗記する。
8. ここまでの総復習/フランスの国旗を描く/数字の復習(年齢・時刻・日付)/発音(母音のまとめ2)/応答文(飲み物を勧める)
準備学習:第7回までの授業を教科書・ノートを使って復習し、疑問点をまとめておく。
9. 人やものの特徴を言う/avoirを使った慣用表現/形容詞の性数と語順/兄弟がいる・いない/人やものの数を尋ねる・答える/発音(イントネーション)
準備学習:仏検の過去問(プリント)をやってくる。
10. 存在構文/予定や習慣を尋ねる・答える/否定のヴァリエーション/時間に関する語を覚える2(曜日・一日)/発音(半母音字)/単語テスト2
準備学習:例外の形容詞を9つ暗記する。プリントの単語(形容詞)を覚えてくる。
11. 人(第三者)について尋ねる・答える/指示形容詞/所有形容詞/家族に関する語を覚える/発音(子音字)/数字の聞き取り1
準備学習:Il y a〜で始まる文を3つ作る。自分の一週間の行動を曜日ごとに作っておく。
12. あるものが誰のものであるかを言う/疑問副詞(いつ、どこ、どのように、なぜ)を使った応答文/授業の開始時間と終了時間を言う/発音(複子音字)/数字の聞き取り2/単語テスト3
準備学習:不定冠詞、定冠詞、指示形容詞、所有形容詞を自由に変換にできるよう練習する。例)un stylo → le stylo → ce stylo → mon stylo。プリントの単語を覚えてくる。
13. フランスの世界遺産/発音(子音字のまとめ)/数字の聞き取り3
準備学習:第12回までの授業を教科書・ノートを使って復習し、疑問点をまとめておく。
14. 学習内容の振り返り/夏休みの課題指示
準備学習:定期試験で分からなかった問題の正解を考えておく。

<成績評価方法>
まずは、授業計14回全てに出席することが成績評価の大前提となる。
その上で、以下のような評価割合となる。
1 期末試験(70%)、2 小テスト(10%)、4 宿題・レポート(10%)、5 授業への参加具合(10%)
期末試験は、定期試験期間中に実施する。

<教科書>
『新・フェリシタシオン/Toutes mes félicitations!』(久松健一著、駿河台出版社)定価2500円。

<参考書>
仏和辞典は、紙の辞書であればプチ・ロワイヤル仏和辞典(旺文社)、ディコ仏和辞典(白水社)を、電子辞書ならばプチ・ロワイヤル仏和辞典(旺文社)、クラウン仏和辞典(三省堂)を勧める。ただし、必ずしも最初から必要なわけではないので、授業時に詳しく指示する。

<オフィスアワー>
授業終了後、教場にて。事前にメールで連絡を入れることが望ましい。

<学生へのメッセージ>
初級Tは、初級Uで仏検4・5級に合格するための基礎固めの授業なので、最初から仏検受験を意識して臨むことが求められる。
まずは、フランス語の発音は難しいというイメージを是非とも取り去ってほしい。間違いを恐れずに、大きな声で、自信を持って発音してみよう。付属のCDはスマホ等の携帯端末で毎日、いつでも、どこでも聴けるようにしておくこと(聞き取りの練習は、授業だけでは絶対的に足りない)。教科書の練習問題やプリント・過去問は何度も解いてみて、予習・復習に積極的に活用してほしい。また、教科書以上に重視して欲しいのは、ノートである。授業中板書したことは、しっかりとノートをとり、試験に備えること。ただし、発音練習や対話練習のときは、ノートを見ないように。書く作業と話す作業をきちんと区別しよう。
授業では随時、シャンソンを聴いたり、ビデオを見たりする他、教師の実体験に基づくフランス文化の紹介も行う。フランスの「ことば」ばかりでなく、「文化」にも興味をもってほしい。

<備 考>
発音指導や学生同士のアクティヴィテを重視するため、最大履修人数は40名とする。これを超過した場合は、抽選等の方法による履修制限を行なう。


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