2018年度工学院大学 情報学部
○情報数学1(Information Mathematics 1)[5128]
1単位 田中 輝雄 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 情報学を学ぶために必要な数学の基礎を学修する.
数学の基礎である関数、線形代数学の入門として,ベクトル,行列を学修する.
- <受講にあたっての前提条件>
- 情報数学1を合格していること.
情報数学演習 I を同時に履修すること.
- <具体的な到達目標>
- 1. 線形代数入門として,ベクトル,行列の代数的,幾何学的性質を理解し,
特に変換作用素としての行列の性質を理解する 2. 複素数、ベクトル、行列による平面、幾何学的意味を理解する
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ベクトルと演算
ベクトルとその演算について解説する. 準備学習:ベクトルに関する高校の教科書などを調べておくこと. 2. ベクトル成分とノルム ベクトルのノルムを説明し,射影や鏡像について解説する. 3. 行列 行列とその演算について解説する. 4. 変換行列 行列による線形変換,特に拡大縮小,反転,置換,回転,直交変換について解説する. 5. 複素平面 複素平面を導入し,複素数の絶対値や偏角を解説する. また,複素数の演算が複素平面上でどのような動きに対応するのか解説する. 6. ベクトル、行列、幾何、総括 ベクトルと行列、平面、空間についての補足と複素平面を振り返る *第2回から6回の準備学習:前回の復習をして出された問題を解くこと. また,講義ノート, プリントのうち,今回の授業内容に関する箇所を読んでおくこと. 7. 全体振り返り 準備学習:期末試験で解けなかった問題の解き方を考えておくこと
*試験期間中に試験を実施する。
- <成績評価方法>
- 本科目の期末試験の結果(ア)と
同一期間の「情報数学演習I」の演習時間の回答とレポートの得点(イ)によって, 到達目標に照らして6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し,D以上の者に単位を認めます. 評価割合は「(ア):(イ) = 2:1」です.ただし,同一期間の 「情報数学演習I」のすべてのレポートを提出済みであることが合格の必須条件とします.
- <教科書>
- 指定教科書なし.
講義ノートプリントを配布する.
- <参考書>
- 「理工系のための基礎数学」高木 悟, 長谷川 研二, 熊ノ郷 直人共著,培風館 2015.
他,授業中に適宜案内する.
- <オフィスアワー>
- 金曜日昼休み,八王子教員控え室にて質問等を受け付ける.
※連絡用メールアドレスや研究室の場所など,詳しいことは初回授業時に知らせる.
- <学生へのメッセージ>
- 本科目は必修科目であり,演習とともにステップアップの第二段階です.
数学は基礎からの積み重ねが必要な学問です.確実に理解することが重要です. 十分時間をかけて取り組んで下さい. なお、高校の数学に自信のない学生は,必ず学習支援センターに相談してください. ただし,講義の内容に関する質問は学習支援センターでなく,担 当教員のオフィスアワー、あるいは、SA(Student Assistant)を利用してください.
- <備 考>
- リピート履修の場合は情報数学演習Iも必ずリピート履修すること.
ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2018 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|