2018年度工学院大学 情報学部
○情報数学1(Information Mathematics 1)[5123]
1単位 三木 良雄 教授
- <授業のねらい>
- 情報学を学ぶために必要な数学の基礎を学修する. 計算機を扱うための基礎となる,数,命題,集合や,2進法などについて学修する.
- <受講にあたっての前提条件>
- 情報数学演習 I を同時に履修すること。
- <具体的な到達目標>
- 1. 数の概念,命題,集合の考え方を理解する.
2. 複素数について,代数的,幾何学的性質を理解する.
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 授業概要説明,数と演算
授業概要説明 自然数や整数などの数の概念とそれらの演算、数の集合を解説する. 準備学習:自然数,整数などといった数に関することを調べておくこと. 2. 集合の演算 和集合,共通集合など集合の演算を解説する.部分集合の概念も解説する. 3. 記数法、順列・組み合わせ 10進数,2進数,16進数を説明し,それらの演算や各進数への変換方法を解説する. 4. 命題と論理 命題とそれらの論理演算を解説する.また,含意命題の対偶による証明法や背理法も説明する. 5. 関数と写像 関数と写像について解説する.大学数学に必須の関数について紹介する. 6. 複素数 虚数単位を導入し,複素数について解説する.また,複素数の加法,減法,乗法,除法,共役複素数についても説明する. *第2回から6回の準備学習:前回の復習をして出された問題を解くこと. また,講義ノート,プリントのうち,各回の授業内容に関する箇所を読んでおくこと. 7. 学習内容の振り返り 準備学習:期末試験で解けなかった問題の解き方を考えておく
*試験期間中に試験を実施する。
- <成績評価方法>
- 本科目の期末試験の結果(ア)と同一期間の「情報数学演習I」の演習
時間の回答とレポートの得点(イ)によって,到達目標に照らして 6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し,D以上の者に単位を認めます. 評価割合は「(ア):(イ) = 2:1」です.但し、同一期間の「情報数学 演習I」の全てのレポートを提出済みであることが合格の必須条件とします。
- <教科書>
- 教科書は指定しない。
全講義ノートをプリントして配布する。
- <参考書>
- 高木・長谷川・熊ノ郷共著 「理工系のための基礎数学」培風館
他、授業中に適宜案内する。
- <オフィスアワー>
- 金曜日の午後、2号館5F(504)の研究室にて質問を受け付ける。
但し、会議等で不在の場合があるので、事前連絡するのが望ましい。また、上記以外でも事前に連絡があれば受け付けることができる場合がある。 ※連絡用メールアドレスなど,詳しいことは初回授業時に知らせる.
- <学生へのメッセージ>
- 本科目は必修科目であり、演習とともにステップアップの第一段階です。
数学は基礎からの積み重ねが必要な学問です.確実に理解することが重要です。十分時間をかけて取り組んで下さい。 なお、高校の数学に自信のない学生は,必ず学習支援センターに相談してください.ただし,講義の内容に関する質問は学習支援センターでなく,担当教員のオフィスアワー、あるいは、SA(Student Assistant)を利用してください.
- <備 考>
- リピート履修の場合は情報数学演習Iも必ずリピート履修すること。
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