2018年度工学院大学 情報学部システム数理学科

マネジメント論(k)[2H24]

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2単位
新井 敏夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
現代社会の特徴は組織社会であるということである。人は何らかの組織に属しながら社会的な貢献を行う。個人ではできないような巨大な社会的貢献も組織を通じてなら行うことができる。この組織を適正に運営する技能がマネジメントである。マネジメントが適切に機能していない組織は崩壊に向かう。一方、組織に属している個人も、マネジメントに関する正しい理解を持たないと、組織人として成功することができない。マネジメントの基礎理論について、具体的な事例を交えながら習得する。

<受講にあたっての前提条件>
新聞やテレビ等でマネジメントという言葉が出てきたら、この言葉が何を意味しているのか、よく考えて文章化してみること。

<具体的な到達目標>
マネジメントが組織運営上不可欠な機能をはたしていることを理解し、マネジャーに必要な技能について、深く理解できるようになること。実際にマネジメントを行う立場になっても慌てることがないように、自らマネジャーとして成長するために必要な心構えを持つこと。

<授業計画及び準備学習>
1回 ガイダンス マネジメントとリーダーシップの違いについて
2回 マネジャーの仕事
   準備学習 マネジャーとは何をする人かについて良く調べておくこと
3回 マネジャーに必要な技能 (1)意思決定とコミュニケーション
   準備学習 企業内の意思決定はどのような経過を経て行われるか、調べておくこと
4回 マネジャーに必要な技能 (2)仕事と部下の管理 
   準備学習 働き方改革について、新聞等をよく読んで調べておくこと
5回 組織とマネジメント
6回 マネジャーの評価
7回 学習成果の確認(中間試験)
   準備学習 前回までの総復習を行う
8回 トップマネジメント
   準備学習 トップマネジメントとミドルマネジメントの違いについて調べておくこと
9回 企業戦略とマネジメント
10回 マネジメントの社会的責任
11回 企業経営と危機管理
   準備学習 企業の危機管理事例につき調べておくこと
12回 危機発生時の危機管理
13回 日常の危機管理
14回 学習内容の振り返り

<成績評価方法>
ウェイトは、中間試験50%、期末試験50%。
A+からFの6段階評価でD以上を合格とする。











































































































































ウェイトは中間試験50%、期末試験50%
A+からFの6段階評価とし、D以上の者を合格とする。

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
P.F.ドラッカー著 「マネジメント(上・中・下)」 上田惇生訳 ダイヤモンド社

<オフィスアワー>
毎週木曜日15時から17時 新宿校舎27階(A2777)
事前にメールで連絡することが望ましい。
mail:michael_lee_arai@cc.kogakuin.ac.jp
簡単な質問は授業後の教室でも受け付ける

<学生へのメッセージ>
就職しても、マネジメントの職に就くのは当分先だと考えている学生も多いかもしれない。しかし、入社後二三年もすれば、プロジェクトを任せられて、マネジメントとしての適性を見られることになる。いくつかのプロジェクトを成功させると、係長や課長といった常設のマネジメント職への道が開かれる。技術者としてプロジェクトに参加するのとマネジメントとしてプロジェクトを率いるのとでは必要とされる技能が大きく異なる。プロジェクトを任されてから慌てないように、むしろ入社間もない技術者のうちから、マネジメントの心構えを持って仕事にあたれるように、マネジメントの基礎を学ぶための講義です。将来の起業を考えている学生には必須の知識です。


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