2018年度工学院大学 情報学部システム数理学科

Webプログラミング演習(k)[2K32]

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1単位
石川 修一 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
「Webプログラミング」で学んだ内容について、実際にJavaScriptのコードを書くことを通して深く理解します。
前半は個人で取り組む演習です。後半はチームで分担や進め方を決めて協力しながらコードを書き、課題に取り組みます。

<受講にあたっての前提条件>
・必ず「Webプログラミング」を同時に履修してください。
・プログラミング言語の基礎が身についていない人は、チームの足をひっぱることになりますので、C言語を十分復習して望んでください。
・第6回までの出席回数が4回以下の人は、チーム課題に進めないことがあります。

<具体的な到達目標>
JavaScriptを使って、Webプログラミングができる。(実践性)
チームで協力しながら開発、および問題解決を図る。(協調性、問題解決能力)

<授業計画及び準備学習>
1. バージョン管理システムの練習
 Visual Studio Code、Chrome、SourceTreeの使い方
2. 個人課題1:占いゲーム
 変数/定数、データ型、演算子、制御構文、課題提出の練習
3. 個人課題2:数当てゲーム
 プロパティ、メソッド、組み込みオブジェクト
4. 個人課題3:迷路脱出
 関数、スコープ、引数、戻り値
5. 個人課題4:迷路脱出(途中で仲間を助ける)
 オブジェクトとクラス
6. バージョン管理システムの練習
 複数人でソースコード管理
7. チーム課題1:CSSアニメーション
 DOM、イベント、タイマー処理
8. チーム課題2:3Dアニメーション
 Canvas、WebGL
9. チーム課題3:週間天気予報の表示
 HTTP、API、非同期通信、JSON、XML
10. チーム課題4:APIを使ったアプリケーション
 JSONP、画像データの送受信
11. 個人課題5:リアルタイムチャットアプリケーション
 Node.js、Socket.io
12. チーム課題5(設計):リアルタイム通信を使ったアプリケーション
 複数人でのリアルタイム通信
13. チーム課題5(制作):リアルタイム通信を使ったアプリケーション
 課題制作
14. 学習内容の振り返り

<成績評価方法>
授業中に出される課題によって評価します。完成度だけではなく、開発の過程も評価します。チーム課題については、発表の内容も評価します。
個人課題の評価を50%、チーム課題の評価を50%とし、A+、A、B、C、D、Fの6段階評価を行い、D以上を合格とします。特別な理由なく出席日数が3分の2に満たない場合は、不合格となります。
引用元を明らかにせずウェブサイトからソースコードをコピーしたり、他者や他チームのソースコードをコピーした場合は、剽窃と見なし不合格となります。

<教科書>
改訂新版JavaScript本格入門 モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで
山田祥寛 著
技術評論社
ISBN 978-4774184111

注意:必ず「改訂新版」を購入してください。電子書籍でも問題ありません。

<参考書>
いちばんよくわかるHTML5&CSS3デザインきちんと入門
狩野祐東 著
SBクリエイティブ
ISBN 978-4797388541

<オフィスアワー>
「Webプログラミング演習」の後に教室で。できるだけ事前にメールで連絡してください。

<学生へのメッセージ>
システムのアカウント作成および使い方の練習を行いますので、履修希望者は初回授業の冒頭から必ず出席してください。
社会に出ると、スキルレベルも考え方も違う人たちと1つのプロジェクトに向き合うことになります。チームで開発を進める際にどんな問題が起きて、それをどう解決していくか、体験してみてください。


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