2018年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
△音情報処理(Acoustics and Speech Processing)[3A18]
2単位 近藤 公久 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 音と音声を扱う基礎を理解する
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし。
- <具体的な到達目標>
- 音の物理的性質の基礎、聴覚のしくみの基礎を学び、心理物理的測定法の基礎を習得する。
音や音声を扱う技術の基礎を学び、実際にコンピュータで扱うことができるようになる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス
音と聴覚の不思議を体験 授業の進め方、評価等の説明 2.音とは(教科書 1.1〜1.2) 準備:身近な音の例を考えておく 3.音の物理(大きさと高さ 1.3, 2.4, 6.1〜6.6) 準備:対数、三角関数について復習しておくこと 4.音の表現(音のディジタル化 4.1〜4.3, 5.1〜5.5) 準備:身近にあるディジタル音について調べておくこと 5.音の伝達と音環境(1.4, 7.1〜7.2) 準備:3の復習をしておくこと、自然界に存在する音を集めてみよう 6.聴覚のしくみ(2.1〜2.3, 2.5) 準備:耳について調べておく *中間レポート課題提示(授業終了前) 7.音は脳で聞く (2.4, 参考書 音と人間) 準備:脳のしくみについて調べておく 8.聴覚心理I (3.1, 3.3, 参考書 音と人間) 準備:音や音声の聞こえの不思議を集めてみよう 9.聴覚心理II (3.2, 音と人間) 準備:3、4の復習をしておくこと。 *中間レポート締め切り(授業開始まで) 10.音声の特徴と分析と知覚 (3.4〜3.6) 準備:音声の特徴を調べておく。 11.音声言語認知 準備:人はどのように音声言語を認知するのか 12.言語認知モデルと発達と障害 準備:赤ちゃんは何が聞こえるのか、年をとるとなぜ耳が遠くなるのか考えておく。 13.音の物理と人間の知覚(まとめ)(8.1〜8.5) 準備:自分のレポートを読み返してみよう 14.学習内容の振り返り
*試験期間に試験を実施する
- <成績評価方法>
- 授業中のクイズ(小テスト、予習課題など)の評価(20%)、中間レポートの評価(20%)、および、定期試験期間中に実施する期末試験の得点(60%)の総合評点で、到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 坂本・蘆原 「音響学」を学ぶ前に読む本 コロナ社
- <参考書>
- 平原他 音と人間 コロナ社
他適宜紹介する
- <オフィスアワー>
- 八王子:02−606 水曜日2時限と昼休み、もしくは、事前にアポをとった時間。
連絡先などはガイダンスで示す。
- <学生へのメッセージ>
- 音は身近な存在です。音に興味、関心を持つと、いろいろな不思議に気づくはずです。今や毎日のように触れるディジタル音です。人間側のしくみと合わせて理解して欲しいと思います。数学嫌い、物理嫌いでも大丈夫です。但し、最低限の数学的知識は必要です。情報数学1を復習しておいて下さい。
ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2018 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|