2018年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
サイバーセキュリティI(Cyber security I)[3H12]
2単位 小林 良太郎 准教授
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- ネットワークセキュリティ対策から、システムセキュリティ対策、セキュリティ応用システム(侵入検知システム、ファイアウォール)、セキュアな通信技術(VPN ほか)に至るまで幅広く学習し、サイバー攻撃の検知に必要となる専門的な知識を習得する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 「サイバーセキュリティ演習I」の履修を必須とする。
「セキュリティマンジメントと法」の履修を必須とする。
- <具体的な到達目標>
- サイバー攻撃の検知に必要となる、ネットワークセキュリティ対策、システムセキュリティ対策、セキュリティ応用システム(侵入検知システム、ファイアウォール)、セキュアな通信技術(VPN ほか)に関する体系的知識を理解し、説明できること。
また、攻撃検知システム構築の前提となる、計算機アーキテクチャ、OS、スクリプト、プログラミング、ネットワーク、トラヒックに関する体系的知識を理解し、説明できること。
- <授業計画及び準備学習>
- 以下の項目に沿って講義を進める。授業開始時に各回の内容を明示し、変更がある場合は事前に連絡する。各単元名がそのままキーワードとなっている。準備学習として、各単元に関する資料を調査し、不明な用語については事前に理解しておくこと。
1.攻撃検知システムの構成 2.攻撃検知システムの基盤技術 3.DoS/DDoS攻撃の仕組み 4.DoS/DDoS攻撃対策 5.攻撃に利用される脆弱性 6.DNS攻撃の仕組み 7.DNS攻撃対策 8.攻撃対策の事例 9.これまでの復習 10.トラフィックの生成と収集 11.トラフィックの分類と解析 12.検知システムのパフォーマンス 13.複数攻撃への対策 14.学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- レポート課題(50%)および期末テスト(50%)によって到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上、かつ、すべての課題を受理された者に単位を認める。
但し、「サイバーセキュリティ演習I」で、対象となる課題に未提出、未受理(再提出指示があっても提出できてない)がある場合は、本科目もF評価とする。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
- <参考書>
- 指定参考書なし。
- <オフィスアワー>
- 水曜日13:00〜13:25、新宿キャンパスにて質問等を受け付ける。
※連絡用メールアドレスや質問を受け付ける場所など、詳しいことは初回授業時に知らせる。
- <学生へのメッセージ>
- サイバー攻撃の検知は、ネットワークセキュリティ対策、システムセキュリティ対策、セキュリティ応用システム、セキュアな通信技術に関する知識に加え、システム構築の前提となるコンピュータやネットワークに関する知識も重要となります。これらの知識を習得し、セキュリティ管理に強い情報技術者として活躍することを期待します。
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