2018年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
サイバーセキュリティ演習II(Exercises in Cyber security II)[2L09]
1単位 小林 良太郎 准教授
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- マルウェアを解析/検知するシステムを理解する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 「サイバーセキュリティII」の履修を必須とする。
「セキュリティマンジメントと法」の履修を必須とする。 通信可能なコンピュータの準備を強く推奨する(ノートパソコンが望ましいがスマートフォンなどでも可とする)。
- <具体的な到達目標>
- マルウェアを解析/検知するシステムを構築、検証する実践的な力を身に付ける。
- <授業計画及び準備学習>
- 以下の項目に沿って演習を進める。
1.検知するマルウェアの調査、OSのインストールと検証 2.解析/検知システムの設計、OSのインストールと検証 3.攻撃と防御の準備 4.仮想システムの構築 5〜6.仮想マシン、および、ネットワークの構築 7〜8.攻撃、および、防御システムの構築 9〜10.解析/検知システムの構築 11〜12.システムの統合 13.システム全体の動作検証 14.学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- 授業中に出される演習課題によって到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上、かつ、すべての課題を受理された者に単位を認める。
但し、「サイバーセキュリティII」で、対象となる課題に未提出、未受理(再提出指示があっても提出できてない)がある場合は、本科目もF評価とする。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
- <参考書>
- 指定参考書なし。
- <オフィスアワー>
- 火曜日13:00〜13:25、新宿キャンパスにて質問等を受け付ける。
※連絡用メールアドレスや質問を受け付ける場所など、詳しいことは初回授業時に知らせる。
- <学生へのメッセージ>
- マルウェアの解析/検知は、脆弱性分析、攻撃手法、不正アクセス対策、マルウェア対策に関する知識だけでなく、実際にシステムを構築し、運用する能力も重要となります。これらの能力を習得し、セキュリティ管理に強い情報技術者として活躍することを期待します。
- <備 考>
- 設備の都合上、また、マルウェア等による被害の発生を防ぐ必要上、演習に必要な知識等の習熟度テストを実施し、受講者の選考を行う。受講者は最大40名程度とするが、習熟度テストの結果によっては40名よりも少なくなることがありうる。
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