2018年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

サイバーセキュリティII(Cyber security II)[2H20]

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2単位
小林 良太郎 准教授  
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
脆弱性分析から、攻撃手法、不正アクセス対策、マルウェア対策に至るまで幅広く学習し、マルウェアの解析/検知に必要となる専門的な知識を習得する。

<受講にあたっての前提条件>
「サイバーセキュリティ演習II」の履修を必須とする。
「セキュリティマンジメントと法」の履修を必須とする。

<具体的な到達目標>
マルウェアの解析/検知に必要となる、脆弱性分析、攻撃手法、不正アクセス対策、マルウェア対策に関する体系的知識を理解し、説明できること。
また、マルウェア解析/検知システム構築の前提となる、計算機アーキテクチャ、OS、スクリプト、プログラミング、ネットワーク、トラヒックに関する体系的知識を理解し、説明できること。

<授業計画及び準備学習>
以下の項目に沿って講義を進める。授業開始時に各回の内容を明示し、変更がある場合は事前に連絡する。各単元名がそのままキーワードとなっている。準備学習として、各単元に関する資料を調査し、不明な用語については事前に理解しておくこと。

 1.マルウェア解析/検知システムの構成
 2.マルウェア解析/検知システムの基盤技術
 3.攻撃に利用される脆弱性
 4.脆弱性攻撃の仕組み
 5.脆弱性攻撃対策
 6.ハニーポットの仕組み
 7.安全性の確保
 8.攻撃対策の事例
 9.これまでの復習
10.脆弱性を利用した攻撃の実施
11.マルウェアの分類と解析
12.解析/検知システムのパフォーマンス
13.異種攻撃への対策
14.学習内容の振り返り

<成績評価方法>
レポート課題(50%)および期末テスト(50%)によって到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上、かつ、すべての課題を受理された者に単位を認める。
但し、「サイバーセキュリティ演習II」で、対象となる課題に未提出、未受理(再提出指示があっても提出できてない)がある場合は、本科目もF評価とする。

<教科書>
指定教科書なし。

<参考書>
指定参考書なし。

<オフィスアワー>
火曜日13:00〜13:25、新宿キャンパスにて質問等を受け付ける。
※連絡用メールアドレスや質問を受け付ける場所など、詳しいことは初回授業時に知らせる。

<学生へのメッセージ>
マルウェアの解析/検知は、脆弱性分析、攻撃手法、不正アクセス対策、マルウェア対策に関する知識に加え、システム構築の前提となるコンピュータやネットワークに関する知識も重要となります。これらの知識を習得し、セキュリティ管理に強い情報技術者として活躍することを期待します。


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