2018年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
△宗教学B(Religious Studies B)[1K04]
2単位 田口 博子 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- テーマ:世界の諸宗教
ここ数年で欧米のみならず、中近東、アジア、中南米諸国からの観光客の数は増加していると報告されています。イスラーム、ユダヤ教、ヒンドゥー教などの各宗教には食の禁忌があり、スーパーマーケットでも食品の成分表示を一所懸命に解読しようとする方を見受けたり、なかには英語で「ポークは使用されていますか?」と尋ねられたりした経験をした方もいるのではないでしょうか。 後期では世界の諸宗教のなかで、世界宗教といわれるキリスト教、イスラーム、仏教、民族宗教であるユダヤ教、ヒンドゥー教、神道のそれぞれの歴史・教義・組織を学び、信仰されてきた地域で発展した諸文化との関連を理解することを目指します。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特にありませんが、新聞・ラジオ・インターネット等での宗教についてのニュースに関心を寄せてください。
なお、宗教学Aを受講しなくても宗教学Bを受講できます。
- <具体的な到達目標>
- ・アニミズムやシャーマニズムなどの宗教の原初形態を理解する。
・世界の三大宗教(仏教、キリスト教、イスラーム)とヒンドゥー教、ユダヤ教、神道といった民族宗教、それぞれの特徴を把握する。 ・諸宗教とそれが信仰されている地域の地理的な把握を目指す。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1 回 宗教の原初形態:アニミズム説、プレアニミズム説
準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第2 回 シャーマニズムとイニシエーション 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第3 回 ヴェーダの宗教、ヒンドゥー教 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第4 回 仏教:(1)初期仏教 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第5 回 :(2)大乗仏教 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第6 回 :(3)南伝仏教 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第7 回 ユダヤ教 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第8 回 キリスト教:(1)原始キリスト教 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第9 回 :(2)東方正教会 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第10回 イスラーム:(1)スンニ派とシーア派 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第11 回 :(2)スーフィズム 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第12 回 中国の宗教 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第13 回 神道 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 第14 回 授業を振り返って 準備学習:授業に対するリアクションペーパーを作成し、次週に提出。 準備学習:各回の授業で学んだことについての感想・意見を書いたリアクションペーパーを提出して下さい。
- <成績評価方法>
- 学期末試験またはレポート80%、リアクションペーパー(毎回提出)20パーセントで評価します。
学期末試験にするかレポートにするかは、最初の授業の際に決定します。
- <教科書>
- 教科書は使用せず、適宜プリントを配布します。
- <参考書>
- 参考書として中村圭志著『教養としての宗教入門−基礎から学べる信仰と文化』中央公論新社(中公新書)を使用します。それ以外のものは授業中に随時紹介します。
- <オフィスアワー>
- 月曜日3限、4限の授業の前後(教室)。
水曜日3限、4限の授業の前後(教室)。
- <学生へのメッセージ>
- 学習する環境を考慮して対象学科・学年内でも受講する人数を制限する場合があります。
- <備 考>
- 特にありません。
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