2018年度工学院大学 情報学部情報通信工学科
△移動通信工学(Mobile Communication Engineering)[3H10]
2単位 大塚 裕幸 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 情報通信ネットワーク,特に移動通信(携帯電話)の基本技術を習得する.
・位置登録,一斉呼び出し,ハンドオーバーなどの移動通信特有の基礎技術を理解する. ・アクセス方式,ディジタル変復調技術,マルチアンテナ技術を習得することにより,移動通信システム全体の構成を理解する.
- <受講にあたっての前提条件>
- 前期の「無線通信工学」を受講していることが望ましい.
- <具体的な到達目標>
- ・移動通信の基本技術,要素技術を理解し,それらの機能を説明できる.
・マルチアンテナ技術を理解し,その機能を数式で表現できる. ・ディジタル変復調技術,OFDM伝送技術の動作原理を説明でき,かつその現象を科学的に説明できる. ・無線リソースの割当て方法を理解し,その特徴と効果を説明できる.
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス,情報通信の技術動向
2.移動通信の歴史,第1世代から第5世代へ 3.特別講義 4.基本技術:つながる仕組み,位置登録,ページング 5.基本技術:ハンドオーバー,ローミング 6.多重化,多元接続 7.マルチアンテナ 8.送受信ダイバーシチ 9.MIMO空間多重 10.電波伝搬 ,フェージング 11.ディジタル変復調,QAM変復調 12.多重化方式OFDM 13.スケジューリング ,適応変調符号化 14.学習成果の振り返り
- <成績評価方法>
- 定期試験期間内に実施する期末試験(80%),授業中の小テスト(20%)の成績をもとに理解度をA+, A, B, C, D, FのGradeで評価する.Grade D以上を合格とする.
- <教科書>
- 指定教科書なし.パワーポイントで作成した講義資料を使用する.
- <参考書>
- 本科目も含めて情報通信ネットワークを幅広く学びたい諸君には;
大塚裕幸監修;基本からわかる 情報通信ネットワーク,オーム社
- <オフィスアワー>
- 水曜日 15:30〜16:10 新宿校舎A−2277
- <学生へのメッセージ>
- 企業経験をもとにした実務的な内容を盛り込む.
- <備 考>
- 特になし.
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