2018年度工学院大学 情報学部情報通信工学科
△通信システム基礎(k)[4D31]
2単位 杉山 隆利 教授
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- この講義を通じて、現在のネットワークの原理、構成、及び設計、制御の基礎となる要素技術に関する知識を習得します。本講義では、インターネットなどの情報ネットワークを主な対象とし、ネットワークのレイヤ構造とその役割を習得する。特にTCP/IPプロトコルの役割と機能を理解します。
- <受講にあたっての前提条件>
- ビットやバイトという情報量の単位や2進数を扱う。2進数⇔10進数の変換計算には慣れておくことが好ましい。
- <具体的な到達目標>
- (1)ネットワークのレイヤ構造とその役割を説明できること
(2)ネットワークプロトコルとその役割を説明できること (3)TCPのスループットが計算できること (4)IPアドレスの役割を説明できること
これらの達成目標を満たせば、現在のインターネットの仕組みについて深く認識することができます。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス
2.コンピュータとプロトコル 3.OSI参照モデル 4.TCP/IPの歴史と標準化 5.TCP/IP階層モデル 6.データリンクプロトコル1(有線系) 7.データリンクプロトコル2(無線系) 8.データリンクプロトコル3(無線系2) 9.IPプロトコル 10.IPに関連する技術 11.ルーティングプロトコル 12.TCPとUDP 13.アプリケーションプロトコル 14.学習内容の振り返り
講義はパワーポイントによるスライドを用いて実施します。
講義時間中に理解を深めるためのミニ演習を実施します。
講義終了後には、講義で得た知識を基に、各自で演習問題を解いたり、不明箇所について理解を深めて、ネットワークに関する知識を整理しておく。
- <成績評価方法>
- 講義にきちんと出席することが成績評価の前提です。
講義内容の全てを範囲とする定期試験で評価し、A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とします。
ただし、上記に及ばない場合でも、講義中のミニ演習問題等への取り組みにより勘案する場合があります。
他の履修条件などは、基本的に学生便覧の各種規程に従います。
- <教科書>
- 指定教科書はありません。事前に資料を電子配布します。
- <参考書>
- 指定参考書はありません。
ただし、ネットワークに関する和書専門書が数多く出版されているので、自分に合った適当なものを選んで参考にするのが好ましい。
- <オフィスアワー>
- 月曜日 13:00-15:00新宿校舎A-2276(アクセスネットワーク研究室)
八王子では授業前後の時間帯も受け付けます。
- <学生へのメッセージ>
- 情報通信ネットワークの仕組みについて、基本的な知識をしっかりと理解しましょう。
ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2018 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|