2018年度工学院大学 建築学部
△物理学概論A(Introduntion to Physics A)[3439]
2単位 高瀬 昇 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 物理学概論Aでは、物理学の基礎となる力学について学ぶ。また、これらの学習を通じて現実に起こる自然現象をどのようにモデル化し、数学的な方法を用いて記述していくかということを系統的に学び、後の建築系の専門科目を学習する際の基礎を築く。
- <受講にあたっての前提条件>
- 高校数学全範囲の知識を前提とする。高校で勉強していない場合は、学習支援センターなども利用し、事前準備をしておくこと。高校で物理を習得していることは必ずしも前提としない。
- <具体的な到達目標>
- 1.物理量の単位や次元の概念の習得し、さまざまな単位の間の換算ができるようになること
2.力学の基本法則について理解し、その内容を説明できること 3.具体的な力学的現象について、基本法則をもとに計算できるようになること 4.力学的な保存量の理解と,その保存則を使用できること. 5.剛体の静止条件の理解とその適用ができること.
- <授業計画及び準備学習>
- 初回授業の準備学習については、高校数学全範囲の内容を復習しておくこと。
2回目以降の授業に関しては、その都度指定する。
1.物理量と単位、物理的次元について 2.座標とベクトル 3.微分の概念と速度、加速度 4.積分の概念と使い方 5.等加速度運動、抵抗を受けながらの運動 6.変位に比例する加速度と振動 7.力の概念とニュートンの運動法則 8.運動方程式の解(1):自由落下運動と、それに対する空気抵抗の影響 9.運動方程式の解(2):単振動 10.運動方程式の解(3):減衰振動、強制振動 11.仕事と運動エネルギー 12.保存力と力学的エネルギー保存則 13.仮想仕事 14.学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- 定期試験と講義中に課したレポート課題を合わせた結果を評価し,
Grade D 以上を合格とする.
- <教科書>
- 「理工系物理学講義」加藤潔著(培風館)
- <参考書>
- 他にも、大学レベルの力学の教科書は多く出版されているので、各自に合ったものを少なくとも1冊は購入しておくことを勧める。
- <オフィスアワー>
- 木曜日3,4限
総合教育棟1W−332
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