2018年度工学院大学 建築学部
△情報処理入門(Introduction to Computer Literacy)[1115]
2単位 山崎 浩之 講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 講義と演習を通して、コンピュータリテラシーについて学ぶ。また、e-Learning教材を利用した自習により、情報倫理について理解する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし
- <具体的な到達目標>
- Word・Excel・PowerPointの基本的な機能と用途を理解し、適切な送受信ができる。
電子メールの基本的な仕組みを理解し、使いこなす。 検索エンジンの仕組みを理解し、Googleで情報を検索できる。また、得られた結果を適切に扱える。 HTMLの文法を理解し、簡単なウェブページを記述できる。また、制作したページをアップロードできる。 LaTeXの基本的な文法を理解し、表と数式を含む簡単な書類を組版できる。 タッチタイピングにより、実用的な速度で文字入力ができる。 不正アクセスや著作権侵害などの問題点を理解し、違法なネットワーク利用を避けることができる。 セキュリティ対策について理解し、IT環境を安全に利用するための知識を身につける。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 授業のガイダンスと学習の準備
授業計画と成績評価について説明する。 IDとパスワードの管理について解説し、パスワードを変更する。 電子メールの利用について解説し、メール操作の練習をする。 準備学習:Windowsの使い方に不安のある者は、教科書第2章を熟読しておく。 2. ワードプロセッサ Word(1) 日本語入力の仕方を確認し、フォント・段落書式・罫線表などを利用する。 準備学習:自己紹介文を作成するので、内容(400〜800字程度)を考えておく。 3. ワードプロセッサ Word(2) 印刷の練習・オブジェクトの挿入・数式ツール 準備学習:数式ツールの練習で書く数学公式(あるいは科学法則)とその説明文を選んでおく。
4. 表計算 Excel(1) 計算機におけるハードウェアとソフトウェアの役割について解説する。 起動から終了まで・基本的な操作(技1〜技16) 準備学習:教科書第6章の前半を熟読し、用語を頭に入れておく。
5. 表計算 Excel(2) とくに数式のコピーを取り上げて練習する。 準備学習:相対参照と絶対参照の使い分けについて、整理しておく。
6. 表計算 Excel(3) グラフの作成・Wordとの連携
7. プレゼンテーション PowerPoint 教科書に沿ってスライドを作成。配布資料を印刷して提出。
8. 前半のまとめ&情報の検索とコンピュータネットワーク 前半の内容について身についているか、模擬試験形式で確認する。 Webページおよび検索エンジンの仕組みについて解説する。 Googleを用いた情報検索を練習する。 準備学習:教科書第3章を熟読する。
9. Webページ制作(1) 簡単なページを制作。サーバへのアップロードとイントラネットでの公開。 準備学習:教科書第8章を読み、作業の流れを把握しておく。
10. Webページ制作(2) 画像ファイルの仕組みと圧縮形式について解説する。 準備学習:教科書に沿って、素材となる写真や画像を準備しておく。
11. Webページ制作(3) ページのレイアウトと仕上げ
12. 文書処理システムLaTeX(1) 簡単な組版の練習。tabular環境と「私の時間割表」作成。 準備学習:教科書第9章を読み、作業の流れを把握しておく。
13. 文書処理システムLaTeX(2) 数式環境の練習。数学公式の組版。印刷して提出。 準備学習:前回の「時間割表」を提出できるよう完成させておく。
14. 学習内容の振り返り 学習の成果を確認する。 準備学習:未提出の課題や再提出を指示された課題を完成しておく。
- <成績評価方法>
- 定期試験期間内に筆記試験(資料持込不可)を実施します。
定期試験(50%)と演習評価(50%)で評価し、Grade D以上の者に単位を認めます。 正当な理由なく定期試験を受験しなかった場合は受講放棄と判断し、Grade Fとします。
演習評価は提出課題の提出状況と完成度に加え、毎回の授業への参加状況を評価します。
提出課題には長期課題(情報倫理・タッチタイピング)と短期課題があります。 長期課題は期末試験までに学習を完了し、結果を提出してください。 短期課題は、授業の進行に沿って出題する宿題です。期限を明示して提出の指示を与えますので、 出題内容をよく確認し、指定された期限までに仕上げて提出してください。受理できる水準にない 提出物に対しては、再提出を求める旨をメールで連絡しますので、指示に従ってください。
演習評価における情報倫理・タッチタイピング・その他の短期課題の評価割合はおおむね1:1:3とし、 授業の欠席について1回あたり2点を減じます。
- <教科書>
- 『理工系コンピュータリテラシーの活用 MS-Office 2016対応』工学院大学情報基礎教育運営委員会編(共立出版)
- <参考書>
- 『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』吉田拳(技術評論社)
『[改訂第7版]LaTeX2ε美文書作成入門』奥村晴彦,黒木裕介(技術評論社)
- <オフィスアワー>
- 八王子(前期): 水曜日16:00〜18:00 1号館(総合教育棟)1E-303
不在の場合もあるので、事前に連絡することを推奨します。 メールでの質問・連絡は、ct10634[at]ns.kogakuin.ac.jp まで。 なお、簡単な質問は授業後の教室でも受け付けます。
- <学生へのメッセージ>
- 上記の指定教科書を演習書として利用します。一人一冊ずつ必ず毎回持参してください。他の学生の教科書を見せてもらう行為は、相手に迷惑となるので禁止しています。
いろいろなソフトウェアを紹介していきます。本学のコンピュータ環境を「ひと通り使えるようになった」と言えるよう、休まず出席してください。情報倫理についてはe-Learningシステムによる自習となります。また、タッチタイピングについても指定のソフトウェアを用いた自習となります。どちらも自分で進度を管理し、期末試験までに学習を完了してください。
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