2018年度工学院大学 建築学部建築学科

建築総合演習(Advanced Architectural Stud io)[4C03]

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3単位
西森 陸雄 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
下田 明宏 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
押尾 章治 非常勤講師  
寳神 尚史 非常勤講師  
塩見 一郎 教授  
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
・建築/ランドスケープ/インテリアデザインという異なるスケールにおける視点を持って総合的な設計能力を身につける。
・卒業設計の前段として、高い水準のプレゼンテーションができるようになる。
・各スタジオで学ぶ分野ごとの高度な設計手法を用いて創造ができるようになる。

<受講にあたっての前提条件>
必修の演習授業(基礎設計図法、建築設計I及びII、建築演習またはまちづくり演習または建築デザイン演習)の単位をすべて取得していること。

<具体的な到達目標>
各スタジオで与えられたテーマについて、各自で問題提起から解決のための提案までを完成させ、プレゼンテーションとしてまとめる。1つの敷地、テーマに対して各スタジオでそれぞれの課題が提示されるので、それらをまとめて1つの作品として制作する。
建築設計、インテリアデザイン、ランドスケープデザインの各分野についての専門的な方法論を身につけると同時に、関連する都市デザインや保存再生デザイン分野の知識も身につける。

<授業計画及び準備学習>
課題:「江戸東京パフォーミングアーツパーク」シアターと公園の設計
前半では配置計画と建築設計をまとめる。後半はランドスケープデザインスタジオかインテリアデザインスタジオを選択し、前半で設計した建築とその配置計画に対してそれぞれのスタジオ課題を重ねて提案する。最後に前半の成果と後半の成果を1つのプレゼンテーションシートにまとめて提出する。

1全体課題説明/各スタジオ課題の説明/敷地見学
 準備学習:対象敷地を実際に見ておく。また対象敷地に関する下調査をしておく。
2敷地調査分析、事例研究の発表、個人指導
 準備学習:シアターに関する事例研究や公園の事例研究をしておく。
3個人指導:敷地配置、建物ボリュームスタディ
 準備学習:敷地の使い方、レイアウト、建物の初期デザインを検討し、ラフモデルとスケッチを持参する
4初期デザインの発表
 準備学習:公園全体の基本構想、建築プログラムの決定、平面図、立面図の検討。ボリュームデザイン検討
5個人指導:建築デザインの検討
 準備学習:建築の詳細デザイン 模型による検討
6個人指導:建築デザインの検討
 準備学習:建築の詳細デザイン 模型による検討、平面図、断面図、立面図の決定
7第一回課題提出、講評+スタジオ課題の説明とスタジオ振り分け
ここからインテリアスタジオとランドスケープスタジオに分かれる
8個人指導(スタジオエスキス1)
 準備学習:それぞれのスタジオで提示される課題についてスタディを進める。
9個人指導(スタジオエスキス2)
 3つの課題に対する構想案レベルの図面/テキストをまとめて発表する。
10個人指導(スタジオエスキス3)
 準備学習:中間発表の構想案をベースにボリュームデザインを決定する。
11スタジオ課題提出、講評
12プレゼンテーション実習(建築作品とスタジオ作品をまとめる)
13最終提出、講評
 準備学習:総合的なプレゼンテーション制作と発表のリハーサル
14授業のふり返り

<成績評価方法>
課題ごとにグレード(A+、A、Aー、B+、B、Bー、C)を判定し、課題ごとのグレード・ポイントを按分して最終成績とする。個人作業と個人指導の日であっても出席はチェックし、最終評価に加味するので、必ず出席のこと。

<教科書>
特になし

<参考書>
授業中資料を配布する

<オフィスアワー>
毎週金曜日16時から17時 新宿キャンパス0916号室

<学生へのメッセージ>
卒業研究で制作を選択して卒業設計をする予定の学生は可能な限り受講をしてほしい。特に3年後期にイギリスハイブリッド留学に参加した学生は演習授業が一年以上ブランクになるので、可能な限り受講を勧める。総合演習では自分でプログラムを組み、総合的な設計/デザインをしてプレゼンテーションを行うところまでを完成させるので、卒業設計のためのトレーニングとして位置付けている。

<備 考>
担当教員
建築デザインスタジオ:西森陸雄教授
インテリアデザインスタジオ:塩見一郎教授
ランドスケープデザインスタジオ:下田明宏教授


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