2018年度工学院大学 建築学部建築学科
地盤・基礎工学(Foundation Engineering)[3F06]
2単位 三町 直志 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- ・建築基礎とこれを支える宅地・地盤に関する基礎知識と、基礎構造の設計に当たっての基本的な考え方を理解する。将来、建築家や建築設備関連技術者など、建築構造や建設工事とは別分野を目指す受講生にとっても、最低限知っておくべき建築基礎構造に関する知識を身につける。
- <受講にあたっての前提条件>
- ・構造系専門科目の選択者が望ましいが、建築基礎に関する知識習得に興味があり、学習意欲がある者であれば受講に当たっての制限は特にない。
- <具体的な到達目標>
- 具体的な達成目標として、以下の3項目を掲げる
(1)地形から推定される建物基礎計画の立案と課題について理解する。 (2)各種地盤の基本的な性状と地盤調査の基本を理解する。 (3)地盤の評価、建物基礎・杭の設計法について基本を理解する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス、この講座で学ぶことー建築基礎工学概論ー
課題の説明(身近な建物を選定し、敷地・周辺地盤・基礎計画の情報を集めてみる)
2.地盤の形成、地形と地層、土質の分類 (簡単なレポートor演習問題の実施) 準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。
3.土の基本的性質 ※ビデオ学習、土質試料の観察含む。 (簡単なレポートor演習問題の実施) 準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。
4.地盤内の応力、地下水 (簡単なレポートor演習問題の実施) 準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。
5.土の強さと圧密特性 (簡単なレポートor演習問題の実施) 準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。
6.地盤調査の概要と原位置試験 (簡単なレポートor演習問題の実施) 準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。
7.地盤の地震時挙動(液状化と斜面崩壊) (簡単なレポートor演習問題の実施) 準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。
8.土圧と擁壁・地下外壁、地下掘削と山留工法 (簡単なレポートor演習問題の実施) 準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。
9.直接基礎の支持力算定と沈下 (簡単なレポートor演習問題の実施) 準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。
10.直接基礎の設計手法、地盤改良工法 (簡単なレポートor演習問題の実施) 準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。
11.杭基礎の種類と鉛直支持力 (簡単なレポートor演習問題の実施) 準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。
12.杭の鉛直支持力-2(引抜き抵抗力、負の摩擦力を含む)及び水平抵抗力-1 (簡単なレポートor演習問題の実施) 準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。
13.杭の水平抵抗力-2、その他の基礎 (簡単なレポートor演習問題の実施) 準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。
14. 学習内容の振り返り 課題の発表(身近な建物の調査: 周辺の地盤情報から見た敷地・地盤の評価、建物の基礎計画)
- <成績評価方法>
- 課題の提出(配分50点)と、講義内でのレポート(配分50点)の総合採点により、60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 指定教科書はなし。
- <参考書>
- 粟津清蔵監修 安川・今西・立石 共著
絵とき 土質力学 潟Iーム社 平成29年2月 改訂3版
- <オフィスアワー>
- 授業の後に教場で。できれば、事前にメール連絡を。
- <学生へのメッセージ>
- 毎回の授業は、講義(PPを中心に、ビデオ含む)と学習内容の振り返り(簡単なレポートor演習問題の実施)
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