2018年度工学院大学 建築学部建築学科

地盤・基礎工学(Foundation Engineering)[3F06]

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2単位
三町 直志 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
・建築基礎とこれを支える宅地・地盤に関する基礎知識と、基礎構造の設計に当たっての基本的な考え方を理解する。将来、建築家や建築設備関連技術者など、建築構造や建設工事とは別分野を目指す受講生にとっても、最低限知っておくべき建築基礎構造に関する知識を身につける。

<受講にあたっての前提条件>
・構造系専門科目の選択者が望ましいが、建築基礎に関する知識習得に興味があり、学習意欲がある者であれば受講に当たっての制限は特にない。

<具体的な到達目標>
具体的な達成目標として、以下の3項目を掲げる
   (1)地形から推定される建物基礎計画の立案と課題について理解する。
   (2)各種地盤の基本的な性状と地盤調査の基本を理解する。
   (3)地盤の評価、建物基礎・杭の設計法について基本を理解する。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、この講座で学ぶことー建築基礎工学概論ー
  課題の説明(身近な建物を選定し、敷地・周辺地盤・基礎計画の情報を集めてみる)

2.地盤の形成、地形と地層、土質の分類         (簡単なレポートor演習問題の実施)
  準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。

3.土の基本的性質 ※ビデオ学習、土質試料の観察含む。 (簡単なレポートor演習問題の実施)
  準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。

4.地盤内の応力、地下水                (簡単なレポートor演習問題の実施)
  準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。

5.土の強さと圧密特性                 (簡単なレポートor演習問題の実施)
  準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。

6.地盤調査の概要と原位置試験             (簡単なレポートor演習問題の実施)
  準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。

7.地盤の地震時挙動(液状化と斜面崩壊)        (簡単なレポートor演習問題の実施)
  準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。

8.土圧と擁壁・地下外壁、地下掘削と山留工法      (簡単なレポートor演習問題の実施)
  準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。

9.直接基礎の支持力算定と沈下             (簡単なレポートor演習問題の実施)
  準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。

10.直接基礎の設計手法、地盤改良工法         (簡単なレポートor演習問題の実施)
  準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。

11.杭基礎の種類と鉛直支持力             (簡単なレポートor演習問題の実施)
  準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。

12.杭の鉛直支持力-2(引抜き抵抗力、負の摩擦力を含む)及び水平抵抗力-1 
                            (簡単なレポートor演習問題の実施)
  準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。

13.杭の水平抵抗力-2、その他の基礎          (簡単なレポートor演習問題の実施)
  準備学習:事前に知らせる参考書(プリント配布)該当箇所を読み、調べておく。

14. 学習内容の振り返り
  課題の発表(身近な建物の調査: 周辺の地盤情報から見た敷地・地盤の評価、建物の基礎計画)

<成績評価方法>
課題の提出(配分50点)と、講義内でのレポート(配分50点)の総合採点により、60点以上を合格とする。

<教科書>
指定教科書はなし。

<参考書>
粟津清蔵監修  安川・今西・立石 共著  
 絵とき 土質力学 潟Iーム社 平成29年2月  改訂3版

<オフィスアワー>
授業の後に教場で。できれば、事前にメール連絡を。

<学生へのメッセージ>
毎回の授業は、講義(PPを中心に、ビデオ含む)と学習内容の振り返り(簡単なレポートor演習問題の実施)


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