2018年度工学院大学 第1部電気システム工学科
電気電子材料(k)[4E07]
2単位 相川 慎也 特任准教授
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- エレクトロニクスをはじめとする電気電子工学は,半導体,磁性体,誘電体などの機能材料により支えられており,その材料物性に関する理解が不可欠である.
本講義では,基礎科目で学んだ理論的な知識を基に,電気電子工学に関連する材料の基本的性質について学ぶ.特に,材料を構成する原子レベルの視点から理解を深めることにより,電気電子材料の工学応用に必要な基礎知識を学習する.また,最新の電気電子材料に関しても取り扱う.
- <受講にあたっての前提条件>
- 履修にあたり予め受講が必要な科目はない.物理および化学の初歩的な知識があることが望ましい.
- <具体的な到達目標>
- ・金属・半導体・絶縁体の電気的性質を説明できる
・半導体プロセス技術を説明できる ・誘電体の性質を説明できる ・磁性体の性質を説明できる ・最新の電気電子材料に興味を持つ
- <授業計画及び準備学習>
- 1.原子構造と結合
2.結晶構造とエネルギーバンド 3.導電材料の基礎 4.導電用金属材料および電線と送電ケーブル 5.半導体材料の基礎 6.半導体ウェハ製造技術と成膜技術 7.半導体プロセス技術とその材料 8.電気電子材料の基礎,導電材料,半導体材料に関するまとめ 9.誘電材料 10.絶縁材料 11.磁気材料 12.発電・蓄電材料 13.ワイドギャップ半導体,ナノカーボン 14.授業内容の振り返り
- <成績評価方法>
- 原則として,中間試験(30%),期末試験(50%),課題(20%)の結果に基づいて,A+〜Fの6段階で評価する.D以上を合格とする.中間試験は第8回の授業内で,期末試験は定期試験期間に実施する.
ただし,5回以上欠席した場合は履修放棄とみなし単位認定を行わない. 出席確認はカードリーダーのデータを活用するので忘れずに必ずタッチすること.
- <教科書>
- 山本秀和・小田昭紀「現代電気電子材料」コロナ社(ISBN-13: 978-4339008531),定価:本体2,600円+税
- <参考書>
- 伊藤利道「OHM大学テキスト 電気電子材料」オーム社(ISBN-13: 978-4274216787),定価:本体2,600円+税
S.M.ジィー/南日康夫・川辺光央・長谷川文夫訳「半導体デバイス(第2版)―基礎理論とプロセス技術―」産業図書(ISBN-13: 978-4782855508),定価:本体6,600円+税
- <オフィスアワー>
- 日時:金曜日12:30〜13:30
場所:八王子キャンパス5号館602号室 E-mail:aikawa[at]cc.kogakuin.ac.jp([at]を@に変えてください)
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