2018年度工学院大学 工学部電気電子工学科

電子デバイス(Electronic Device)[5G09]

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2単位
相川 慎也 特任准教授  
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
電子デバイスはディスクリートな素子としてよりは,むしろ集積回路を構成して用いられることが多い.集積回路を扱うには,個々のデバイス動作をしっかり理解しておくことが必要である.
本講義では,電子物性で学んだ固体中での電子の挙動をベースに,電子デバイスを形成するための半導体物理と電子デバイスの動作原理・設計指針に関する考え方を修得する.

<受講にあたっての前提条件>
「電子物性」が履修済みであることが望ましい.

<具体的な到達目標>
・エネルギーバンド図に関する説明ができる
・真性半導体および不純物半導体(n型・p型)に関する説明ができる
・pn接合ダイオードに関する説明と主要ファクターの計算ができる
・MOSFETに関する説明と主要ファクターの計算ができる

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス,電子物性のおさらい
2.バンド理論
3.半導体中のキャリア濃度
4.半導体中の電気伝導
5.真性半導体,不純物半導体
6.pn接合
7.pn接合ダイオード
8.半導体のエネルギーバンドとpn接合に関するまとめ
9.受光・発光素子
10.金属-半導体界面
11.バイポーラトランジスタ
12.MOSキャパシタ
13.MOSFET
14.授業内容の振り返り

<成績評価方法>
原則として,中間試験(30%),期末試験(50%),課題(20%)の結果に基づいて,A+〜Fの6段階で評価する.D以上を合格とする.中間試験は第8回の授業内で,期末試験は定期試験期間に実施する.
ただし,5回以上欠席した場合は履修放棄とみなし単位認定を行わない.
出席確認はカードリーダーのデータを活用するので忘れずに必ずタッチすること.

<教科書>
國岡昭夫・上村喜一「基礎半導体工学」朝倉書店(ISBN-13: 978-4254221381),定価:本体3,400円+税

<参考書>
S.M.ジィー/南日康夫・川辺光央・長谷川文夫訳「半導体デバイス(第2版)―基礎理論とプロセス技術―」産業図書(ISBN-13: 978-4782855508),定価:本体6,600円+税

<オフィスアワー>
日時:金曜日16:00〜17:00
場所:八王子キャンパス 5号館602号室
E-mail:aikawa[at]cc.kogakuin.ac.jp([at]を@に変えてください)


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