2018年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
教育問題を考える(Seminar on Educational Problem)[3313]
2単位 内山 宗昭 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ◎ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 教育問題については社会から関心がもたれている。教育問題といっても様々なテーマがあるわけだが、その中で、関心があるものがある、あるいは漠然としてはいても何か考えてみたいと思う学生があればぜひ参加してほしい。ここでは、教育に関するいろいろな問題について具体的なテーマを取り上げて、その背後にある教育に対する考え方や問題点を検討しながら「教育」を考える力を身につけることをねらいとしたい。学生各自の関心のあるテーマや考えを大事にしたい。
テーマを参考として幾つか提示して考える材料としたい。また、各自自由にテーマを選定してもらいたい。自分が関心を持つもの、専門領域と重なってゆくようなテーマ等、広く自由に考えてもらって、自分の問題関心を育てるきっかけにして欲しいと願っている。
- <受講にあたっての前提条件>
- 教育問題について考えてみようという意欲が漠然としてでもあれば歓迎したい。
- <具体的な到達目標>
- 具体的な達成目標としては、1)広く「教育」に関心を持ち、自分の問題意識を持つ。 2)教育の問題を考えてゆく見方や方法を学習する。 3)テーマについてまとめる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. [ガイダンス 「教育問題」をどのように考察してゆくのか] 導入とテーマ選択のアドバイス。
準備学習 テーマを考える準備についての把握をする。 2. [現代の「教育問題」] テーマ選定の動機付けとして、現代の様々な動向を解説。 準備学習 「教育問題」を考える方法の事例を復習。 3. [事例 子どもとメディア 1 ] 子どもの環境におけるメディアの影響について考える。 準備学習 事例について復習。 4. [事例とまとめ 子どもとメディア 2 ] 前回の続きと各自の意見をまとめる。 準備学習 事例についての復習と意見交換のまとめ。 5. [テーマの選定] 各自のテーマを考えてゆく。全体の意見交換。 準備学習 各自の「教育問題」への関心を把握。 6. [講義と個別指導] 各自のテーマと直接関係する講義と個別のアドバイスを行う。 準備学習 各自のテーマを考える。 7. [中間まとめ] 各自のテーマについての小報告。 準備学習 各自のテーマの小報告の準備。 8. [個別指導] 報告に基づきアドバイスをする。 準備学習 アドバイスを参考にテーマを考える。 9. [事例 学校改革の課題 1 ] 学校改革の課題から取り上げる。 準備学習 事例について復習。 10. [事例とまとめ 学校改革の課題 2 ] 前回の続きと各自の意見をまとめる。 準備学習 事例についての復習と意見交換のまとめ。 11. [事例 各自のテーマに関して 1] 各自のテーマについてのアドバイス。 準備学習 アドバイスを参考にテーマを考える。 12. [事例 各自のテーマに関して 2] 前回の続きと各自の意見をまとめる。 準備学習 テーマのまとめの作成準備。 13. [まとめに向けて] 各自のテーマを考えまとめるためのアドバイス。 準備学習 テーマのまとめの修正。 14. [学習内容の振り返り] まとめ課題のふりかえり
なお、取り上げる「教育問題」のテーマは、参加者の意向をふまえて、関心を共有できやすいテーマに変更することがある。解説講義と個別アドバイスの効率的な組み合わせを図り、自由な雰囲気の中で学びを進めたい。
- <成績評価方法>
- 各自のテーマに即したまとめを中心に評価を行う(60%)。授業時の小コメント・報告と(40%)を総合して評価を行う。Grade D 以上の者に単位を認める。まとめに至るまでに、アドバイス等を行ってゆくので、おのずから上記の達成目標にかなう水準へと向かう。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
- <参考書>
- 指定参考書なし。
授業中に適宜プリント資料等を配布する。
- <オフィスアワー>
- 八王子校舎 水曜日13:00〜13:30 総合教育棟 1E-309研究室
新宿校舎 木曜日13:00〜14:00 A-2733研究室 ft87115@ns.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- この授業は、もともと少人数のゼミ形式から出発したため、現在も、各自の問題関心を深め考えてゆく方法を少しでも習得する場になりえたら、と常々思っています。今までも、その時に強い社会的関心が持たれたテーマ、また環境教育や学校建築、情報化等、自分の専門領域に重なる可能性のあるテーマ、あるいはそれ以外の多様なテーマについてとりあげています。なかにはとてもユニークなテーマもあります。あまり硬く考えず、自分の興味関心の持てるテーマを考える場となったらよいと思っています。
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