2018年度工学院大学 第1部機械システム工学科
△倫理学B(Ethics B)[4L33]
2単位 林 真理 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 科学技術と関連する、倫理学の応用分野を学習します。ただし、倫理学は幅広い応用分野をもっていますが、この授業で扱うのは、人間の生命、身体、精神に対する技術に伴う倫理です。こういった議論は、今日の科学技術の発展と社会との摩擦の中から生まれてきたものであり、したがってきわめて現代的な課題です。授業では,現在進行中の問題に即して、皆さん自身にそれぞれ考察をしてもらいたいと思います。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特にありません。
- <具体的な到達目標>
- 現代において科学技術と関係する倫理的な問題の具体的な事例について何が問題とされているのかを述べることができる。そういった問題を倫理的な考え方に基づいて考察できる。それらの応用として、様々な現代の問題について自分なりに情報を得て、考えることができるようになる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.科学技術文明の時代における倫理とは何か
授業の主題と到達目標、学習方法、課題について理解する。 [準備学習]シラバスを読んでおく。 2.科学技術の対象としての生命、身体、精神 生命、身体、精神に関わる科学技術の問題が、どのようにして発生してきたのか、その歴史を理解する。 [準備学習]前回の授業の復習を行うとともに、あらかじめ配布される教材で予習をしておく。 3.科学技術の対象としての生命、身体、人間 生命、身体、人間に関わる科学技術の問題が、現代においてどのような問題になっているかを理解し、問題の全体像をつかむ。 [準備学習]前回の授業の復習を行うとともに、あらかじめ配布される教材で予習をしておく。 4.身体を改造する技術 身体能力を機械的、電子的に補いかつ向上させうる技術の現状について理解する。 [準備学習]前回の授業の復習を行うとともに、あらかじめ配布される教材で予習をしておく。 5.身体を改造する技術 身体能力を機械的、電子的に補いかつ向上させうる技術の現状の課題と問題点について考える。 [準備学習]前回の授業の復習を行うとともに、あらかじめ配布される教材で予習をしておく。 6.精神を改造する技術 人間の精神機能を化学的な手段で操作できることついて理解する。 [準備学習]前回の授業の復習を行うとともに、あらかじめ配布される教材で予習をしておく。 7.精神を改造する技術 人間の精神機能を化学的な手段で操作できることついての課題と問題点について考える。 [準備学習]前回の授業の復習を行うとともに、あらかじめ配布される教材で予習をしておく。 8.出産する身体の代替性を可能にする技術 代理出産を巡る問題の存在を知る。 [準備学習]前回の授業の復習を行うとともに、あらかじめ配布される教材で予習をしておく。 9.出産する身体の代替性を可能にする技術 代理出産を巡る問題について考察する。 [準備学習]前回の授業の復習を行うとともに、あらかじめ配布される教材で予習をしておく。 10.遺伝子を調べる技術 生まれてくる子どもの遺伝的性質をあらかじめ知る技術について学ぶ。 [準備学習]前回の授業の復習を行うとともに、あらかじめ配布される教材で予習をしておく。6.生殖機能の 11.遺伝子を調べる技術 生まれてくる子どもの遺伝的性質をあらかじめ知る技術の問題点について考察する。 [準備学習]前回の授業の復習を行うとともに、あらかじめ配布される教材で予習をしておく。 12.個体を創り出す技術 人の胚発生に介入し操作する技術について学習する。 [準備学習]前回の授業の復習を行うとともに、あらかじめ配布される教材で予習をしておく。 13.個体を創り出す技術 人の胚発生に介入し操作する技術の問題について考察する。 [準備学習]前回の授業の復習を行うとともに、あらかじめ配布される教材で予習をしておく。 14. 授業内容の振り返り 準備学習:授業内容を復習しておく。
- <成績評価方法>
- 授業内課題(60%)および最終レポート課題(40%)によって成績を評価します。
ただし、受講人数が少ない場合は、授業内課題は授業内の発表等で代替することがあります。
- <教科書>
- なし。プリントを配布します。
- <参考書>
- 授業中に指示します。
- <オフィスアワー>
- 前期は水曜日の11:00-11:30、後期は月曜日の9:30-10:00。新宿キャンパス27F2714室。その他の時間を希望する場合は、ft12153@(以下皆さんと同じ)のアドレスまでメールで問い合わせて下さい。疑問や相談のある場合は、積極的に問い合わせて下さい。
- <学生へのメッセージ>
- すばらしい技術であればあるほど、それが引き起こしかねない問題も重大なものになります。工学院大学で学ぶ皆さんには、人間や社会に関する深い洞察を持ち、技術のすばらしさと問題点の両方を見きわめられる知性を身につけた社会人として巣立って欲しいと思います。
- <参考ホームページアドレス>
- http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/ (前学期までの授業アンケート結果やそれに対するコメントを公表しています。)
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