2018年度工学院大学 第1部機械システム工学科

工業力学及演習(Engineering Mechanics and Excercise)[6G03]

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3単位
桐山 善守 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
 工業力学は2年次以降で学ぶ力学系専門科目(材料力学・機械力学・流体力学・機構学など)の基礎となる、最も基本的な科目の一つである。学生は、剛体の運動、摩擦、仕事とエネルギー、運動量と力積、振動を理解することにより、これらを応用する能力と自然科学的な思考方法を身につける。授業形態は講義と演習を交互に行う。

<受講にあたっての前提条件>
 高校で履修した数学・物理を復習しておくこと。

<具体的な到達目標>
・1点および異なる着力点に働く力の合成とつり合いについて計算できる。
・質点の円運動、求心力、遠心力について計算できる。
・剛体の静力学を計算できる。
・重心の平面運動を計算できる。
・摩擦、仕事およびエネルギについて計算できる。
・単振動について計算できる。

(JABEE学習・教育到達目標)
(JABEE機械システム基礎工学プログラムの学習・教育到達目標)D1:◎、D2:〇
(JABEE基本キーワード)物理系
(JABEE個別キーワード)質点の力学、剛体の力学、系のモデル化

<授業計画及び準備学習>
1.力のモーメント、モーメントのつり合い 第1回演習(教科書第1、2章)
2.剛体の静力学 第2回演習(教科書第1、2章)
3.図心、重心、物体のすわり 第3回演習(教科書第3章)
4.質点の円運動、求心力と遠心力 第4回演習(教科書第4章の一部と5章)
5.剛体の回転運動と慣性モーメント、断面二次モーメント 第5回演習(教科書第6章)
6.剛体の平面運動と運動の方程式(1) 第6回演習(教科書第6章)
7.剛体の平面運動と運動の方程式(2) 第7回演習(教科書第6章)
8.運動量と力積、角運動量 第8回演習(教科書第7章)
9.運動量保存の法則、衝突 第9回演習(教科書第7章)
10.仕事、エネルギー,動力 第10回演習(教科書第8章)
11.摩擦 第10回演習(教科書第11章)
12.斜面,機械(てこ、滑車、輪軸、斜面)、機械の効率 第12回演習(教科書第10章)
13.総合演習 第13回演習
(試験週間).第一回目試験
14.第二回目試験

<成績評価方法>
[注意]
 本授業は、力学に関する基礎的かつ極めて重要な内容を含んでいる。このため、3分の1(5日)以上欠席した場合、成績評価の対象とならない。
 成績は、総合演習としての試験および期末試験の高得点結果と、13回行う演習により評価する。演習点が全体評価に占める割合は、3割程度である。評価の結果がグレードD(再履修者は60点)以上の場合は、上記「機械システム基礎工学プログラムの学習・教育到達目標」(D-1)および(D-2)は達成される。

<教科書>
工業力学、 青木 弘 ・ 木谷 晋 共著、 森北出版株式会社

<参考書>
希望に応じ紹介する。

<オフィスアワー>
●桐山 (kiriyama@cc.kogakuin.ac.jp):月曜日 12:40〜13:30 新宿キャンパス 高層棟A-1867室(生体計測制御研究室)

<学生へのメッセージ>
 本科目の内容は高校で習った物理の範囲内であるが、単なる公式の暗記ではなく、上記目的が達成できるよう努力して欲しい。


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