△ロシア語Ｉ（Russian I）[1P08]

＜授業のねらい＞

アルファベットから始め、ロシア語の初級文法を体系的に学習する。

＜受講にあたっての前提条件＞

特になし

＜具体的な到達目標＞

ロシア語のアルファベットに慣れ、読み書きできるようになる。
ロシア語の特徴について、一通り把握する。

＜授業計画及び準備学習＞

前期授業予定
1. ロシア語について、アルファベット、文字と発音
2. 1課　基礎的な平叙文と疑問文、肯定の返事、疑問詞кто、что
3. 2課　否定の返事と否定文、疑問詞гдеと場所を表わす副詞
4. 3課　名詞の性、動詞の第一変化
5. 4課　名詞の複数形、綴り字の規則、疑問詞чейと所有代名詞、指示代名詞
6. 5課　名詞の格、前置格
7. 6課　動詞の第二変化、по-русскиとрусский язык、ся動詞
8. 6課　形容詞の性・数変化
9. 7課　不規則動詞жить、名詞の生格
10. 7課　人称代名詞の生格と所有の表現（前置詞у＋生格）、形容詞の混合変化と疑問詞какой
11. 8課　動詞の過去形、動詞бытьの用法
12. 8課　名詞・人称代名詞の与格、唇音変化する第二変化動詞　
13. 9課　運動の動詞идти、ехатьと行き先の表現（前置詞в/ на＋対格）、疑問詞куда
14. 学習成果の確認（授業内試験）

後期授業予定
1. 9課　不定人称文、10課　動詞бытьの未来形、合成未来、時の表現
2. 10課　動詞の目的語としての対格、11課　動詞の体、不規則動詞писать
3. 動詞уметьとмочь、12課　完了体動詞現在形（単純未来）
4. 12課　形容詞短語尾形
5. 12課　一人称命令形、順序数詞
6. 13課　動詞の二人称命令形、овать動詞、名詞の造格
7. 14課　形容詞・副詞の比較級
8. 14課　у+生格のバリエーション、否定生格、авать動詞
9. 15課　数量生格、時間の表現
10. 16課　動詞сказать、無人称文
11. 17課　動詞хотеть、値段の表現
12. 17課　動詞нравитьсяの用法、第二唇音・歯音変化
13. 18課　名前の聞き方、年数・年齢の表現、造格、形容詞の最上級
14. 学習成果の確認（授業内試験）

※内容は八王子キャンパスで行なわれるロシア語初級I、IIと共通していますので、準備学習についてはそちらのシラバスを参照してください。

＜成績評価方法＞

授業にきちんと出席することが成績評価の前提です。授業内での課題への取り組み方、理解度により平常点を算出すると共に、期末ごとに確認テストを実施します。平常点と試験の評価割合はおよそ6：4とし、A＋〜Fの6段階評価でD以上のものを合格とします。

＜教科書＞

桑野隆『初級ロシア語20課』（白水社）

＜参考書＞

初級用の辞書として以下のものを推薦しておきますが、必須ではありません。
　米重文樹『パスポート初級露和辞典』（白水社）
　木村彰一『博友社ロシア語辞典』（博友社）
　井桁貞義『コンサイス露和辞典』『コンサイス和露辞典』（三省堂）
なお、コンサイス露和/和露辞典をコンテンツとして収録した電子辞書もあります。

＜オフィスアワー＞

質問は授業前後に教場および講師室で受ける。

＜学生へのメッセージ＞

新しい言語を学び、「世界にはこんな言葉もあるのか」と見識を広げることは、学生時代にぜひやっておきたいことの一つです。ロシア語は決して易しいとは言えませんが、一歩ずつ着実に進む忍耐力と、未知の世界への好奇心を持って学んでいきましょう。