2018年度工学院大学 第1部機械工学科
△材料力学及演習II(Exercise of Strength of Materials II)[5G03]
3単位 須賀 一博 准教授
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 軸のねじり,不静定問題,ひずみエネルギー,3次元応力状態,破壊形式に関する基礎知識を獲得し,応用できる能力を習得する.
- <受講にあたっての前提条件>
- 「材料力学及演習I」を習得しておくこと.
- <具体的な到達目標>
- 1. 軸のねじり問題を解くことができる.
2. 不静定問題を解くことができる. 3. ひずみエネルギーが何かを理解し求めることができる. 4. 3次元応力状態を理解し表示することができる. 5. 材料の破壊形式について説明できる.
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 軸のねじり
ねじり問題の基礎式を理解する. [準備学習] 教科書78〜88ページを熟読する.
2. 伝動軸に加わる動力とせん断応力 伝動軸の設計について理解する. [準備学習] 教科書89〜90ページを熟読する.
3. 不静定はりのたわみ 不静定はりのたわみを計算できる. [準備学習] 教科書150〜155ページを熟読する.
4. ひずみエネルギー(1) ひずみエネルギーとは何か理解する. [準備学習] 教科書206〜210ページを熟読する. ベッチの相反定理とは何か理解する. [準備学習] 教科書217〜218ページを熟読する.
5. ひずみエネルギー(2) 各種内力からひずみエネルギーを導くことができる. [準備学習] 教科書211〜216ページを熟読する.
6. カスチリアーノの定理 カスチリアーノの定理を用いて不静定問題を解くことができる. [準備学習] 教科書219〜227ページを熟読する.
7. 学習成果の確認 [準備学習] 1〜6で学んだ内容を復習する.
8. 組合せ応力(1) 3次元の応力成分と表示方法を理解する. [準備学習] 教科書166〜171ページを熟読する.
9. 組合せ応力(2) 一般化されたフックの法則を理解する. 平面応力状態と平面ひずみ状態を理解する. [準備学習] 教科書189〜193ページを熟読する.
10. 組合せ応力(3) モールの応力円を理解する. [準備学習] 教科書172〜180ページを熟読する.
11. 組合せ応力(4) モールのひずみ円を理解する. [準備学習] 教科書189〜193ページを熟読する.
12. 組合せ応力(5) 組合せ応力の評価方法を理解する. [準備学習] 教科書194〜198ページを熟読する.
13. 材料の破壊 応力集中,破壊形式,について理解する. [準備学習] 教科書248〜262ページを熟読する.
14. 学習内容の振返り [準備学習] 9〜13で学んだ内容を復習する.
- <成績評価方法>
- 成績評価は,中間試験と期末試験の試験点の合計を70%,毎時間行う演習の演習点を30%とする.Grade D 以上を合格とする.
- <教科書>
- 「基礎から学ぶ材料力学」,武沢英樹,田中克昌,小久保邦雄,立野昌義,後藤芳樹,オーム社.
必要に応じて資料を配布(電子配布)する.
- <参考書>
- 特に指定はしません.何冊か目を通して自分にあったものを見つけてください.
- <オフィスアワー>
- 金曜日17:30〜18:30 八王子キャンパス 8-203
- <学生へのメッセージ>
- 予習・復習をしましょう.
関連問題を反復して解くことで,材料力学に慣れてください.
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